平凡社新書<br> 津田梅子 - 明治の高学歴女子の生き方

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平凡社新書
津田梅子 - 明治の高学歴女子の生き方

  • 著者名:橘木俊詔
  • 価格 ¥774(本体¥704)
  • 平凡社(2022/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582859959

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内容説明

日本女性の知的解放に尽した梅子の生き様を軸に、明治の高学歴女子がどのような生き方・苦悩をしたかを、現代女性と照らし合わせる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Daisuke Oyamada

28
日本女性の知的解放に生涯を捧げた人生。明治初期、わずか7歳で日本初の女子留学生として渡米。帰国後、母国の男尊女卑の姿に新たな女子教育の必要性を感じ、アメリカの大学で学び直して、女子高等教育の発展に尽力。生涯独身を貫き、そのキャリアを全うした梅子。良妻賢母が当たり前だった時代に、高学歴女子はどのような人生の選択を迫られたか。現代女性の生き方と照らし合わせながら論じてあります・・・ https://190dai.com/2024/06/13/津田梅子-明治の高学歴女子の生き方-橘木俊詔/2024/06/13

さとうしん

22
ともにアメリカに向かった山川捨松、永井繁子や現代女性との比較に紙幅を割いていて面白い。専業主婦となった捨松、結婚し、職業人としてのルートを断念した繁子に対し、独身を貫き職業人として生きた梅子。教職しか高学歴女性が就ける職がなく、理系の研究者の道を断念したというあたり、彼女に突き付けられた壁が窺える。2022/01/20

かずぼん

8
新しいお札の5000円札に登場する津田梅子は、津田塾大学の創始者と言うぐらいしか知らなかった。しかし一私立大学を作った人がなぜ令和の日本のお札に取り上げられるのか、それは知っておく価値はありそうだ。それに加えて、テレビで津田梅子を取り上げたドラマが放映され、本書にも出てくる山川捨松と永井繁子も出てきて彼女達の生きた明治という時代をわかりやすく見せて貰えたので、とても読みやすくなった。単なる伝記でもなく、3人の家庭環境や、アメリカ留学によって掴んだ人脈等背景が理解できた。この3人の三者三様の生き方を現代に→2022/03/25

ミチ

7
この時代にわずか七歳にして渡米して欧米を知りその後津田塾大学を開学させているのは今の女性社会を作る礎。当時と現代の女性の待遇を諮ると大変さが伝わる。良妻賢母とは比較したらどうなってるんだろうか。2022/11/13

びかごん

7
女性の留学生ということ位しか知らなかったが、津田梅子、山川捨松、永井繁子、3人の事が良く理解できた。小さい時から行く事が海外生活に慣れ親しむのに大切とか、帰国したあとの生活とか、今の帰国子女たちと共通することもあり、体験させた親も凄いと思った。勉強になり興味深い本でした。2022/03/18

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