内容説明
土壇場ですべてが許される!
政治・外交・経済・社会・思想・コロナ
時代の全貌、ここにあり。
衰退・没落の色を日増しに強める令和日本。
「かつては繁栄を謳歌したのに、なぜこうなったのか?」と疑問に思う人も多いはず。
だが戦後日本は、もともと失敗を運命づけられていた。往年の成功は、それがたまたま抑え込まれていた結果にすぎなかったのだ!
七十年以上前から、われわれは「滅び」に感染していたのである。コロナ禍のもと、この病は「現実の否認と解体」という形を取るにいたった……
時代の全貌をつかみ、現実を再建せよ。本書は復活への道を示す「知の黙示録」だ。
「美しい調和という「令和」本来の意味とは裏腹に、日本は濃霧に包まれている。
コロナウイルス以前に、日本人の精神が何かに感染しているのではないか?
鬼才、佐藤健志氏がタブーを破り、戦後を呪縛する神話を解いて、
われわれを現実発見へと導く。」 ―――堀茂樹氏(慶応義塾大学名誉教授)、激賞!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryosuke Kojika
7
ここ最近の著者の集大成か。かなり面白かった。隠喩を掬い取らせたら天下一品かと。戦前、戦後を俯瞰して捉える視線は最高峰だと思う。「コロナ」はそもそも負け戦。勝とうとする時点で歯車が狂いだす。自然に対する近代科学の限界。かとて、科学を放棄するわけにはいかないわけで。そこで筋をいかに通すか。そもそも最初の認識を間違えれば、その後の物語は場当たり的に。そこら辺がスッキリと筋の通ったものにしないと。王道が王道たる所以。筋の通らない王道ってないような。近代を相対化していきたい。2022/02/13
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