内容説明
額に痣のある蘭花は、美しい妹から虐げられ、家に居場所はない。父の命令で後宮勤めを始めると、皇帝をも凌ぐ地位を持つ守護神・白虎の巫女花嫁を選ぶ儀式に下女として出席することに。しかし、そこでなぜか蘭花が花嫁に指名されて・・・!? 猛々しい虎の姿から、息を呑むほどの美しい男に姿を変えた白星。「今も昔も、俺が愛しているのはお前だけだ」それは、千年の時を超え再び結ばれた、運命の糸だった。白星の愛に包まれ、蘭花は後宮で自分らしさを取り戻し、幸せを見つけていき――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
虚と紅羽
9
皇后がイケメンすぎて惚れた。結婚して。 前半は何時ものパターンなので置いといて。妹再登場から白虎と兎の会話の六割くらいが抱く話だったんだけど、色っぽい描写通り越してここまで抱く発言連発はあけすけで寧ろ下品じゃないですか? 毎回毎回前世の記憶まで思い出せるならいいけれど、自分自身に嫉妬する日が来るんだろうな。転生は地続きじゃないの主張を掲げているタイプの人間なもので。ご都合展開でいいから兎も神になるか眷族になるかしてもらいたかった。 何が一番怖いかって、あの父親と娘に釣り合う生物的に普通の人間だった妾。2022/06/21