われわれは仮想世界を生きている AI社会のその先の未来を描く「シミュレーション仮説」

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われわれは仮想世界を生きている AI社会のその先の未来を描く「シミュレーション仮説」

  • ISBN:9784198653934

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内容説明

あなたも映画「マトリックス」の世界にいる!
と気づくことになる

イーロン・マスクを魅了した未来地図
「シミュレーション仮説」とは?
ホーキング博士も、現実は50%だと考えた!

〝あなたの世界観はガラリと変わる!″


【レビュー】
人類が『マトリックス』のようなシミュレーションの中にいないと、どうしてわかるのだろうか。
――「ガーディアン」誌

バークは(中略)多次元宇宙、量子不確定性、そして――怖くなるか安心するかは別として――私たちが認識する現実は実のところ巨大なシミュレーションの一部であるという可能性について、説得力と洞察力に富む道案内を行っている。
――「パブリッシャーズ・ウィークリー」

本書は重要な1冊である。なぜなら、私たちを取り巻くものはすべてシミュレーションであるというアイデアに、真剣に、深く踏み込んでいるからだ。このアイデアについてどのような意見を持っているとしても、本書はそれをもう一度考えるきっかけを与えてくれるだろう。だからこそ、本書は注目に値するのだ。
――ジミー・ソニ(『A MIND AT PLAY』クロード・シャノンの評伝の著者)

【本書の内容】
パートⅠ マトリックスの作り方
〈コンピュータサイエンス〉
パートⅡ シミュレーションは私たちの世界をいかに説明するか
〈物理学〉
パートⅢ シミュレーションは未解明の現象をいかに説明するか
〈神秘思想〉
パートⅣ 諸説の統合

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬佳彰

14
正面からの「シミュレーション仮説」の本。古今東西の宗教や神秘思想の説明がつくってのは、若干、無理筋?とか思ったけど、量子力学の難問に対し、シミュレーション仮説でアプローチしてみるってのは、面白いな。圧巻は、第四章の「祖先シミュレーション」かな。シミュレーション・ポイントを越えた文明がシミュレーション世界を構築する場合、我々はシミュレーション内の存在である確率のほうが高いという話。そう来るか。人間、色々考えるね。なぜポストヒューマンが、シミュレーション世界を作る欲求を持つのか?が飛ばされている気はしたが。2022/05/11

ダージリン

3
シミュレーション仮説について語られる。シミュレーション仮説自体に馴染みがないので終始懐疑的に読んでしまったが、仮説としては面白いし、物理学の話がふんだんに入っていて楽しめる。竹内薫が監訳でなかったら恐らく手にしなかった本だが、アクロバティックで冒険的な考え方に触れた点では収穫あり。2023/10/24

YUSUKE

2
私がこの世は、プログラムかも知れないと疑問視したのは、子供がやっていたゼルダの伝説をプレイしてからだ。あまりにも自由に操作出来るリンク、しかしストーリーに沿って意思があるように振る舞うリンク。今の私もこの世のリンクみたいな者かもと思っていた。この本を読み、やはりこの世は、プログラムなのだろうと確信が強くなった。この世が幻想であろうと、リンクは、ゲームから出る事が出来ないように、我々には、幻想が現実である。さてはてどうしたものか…。何より問い続ける事が大切かも知れない。2023/04/23

tyra

1
★★★★☆かなりグッドなインプット。シミュレーション仮説というオカルト味満載なフレームをテクノロジカルに、メカニカルに、サイエンティフィックに肉付けしつつ、東洋宗教西洋宗教との折り合いもつけている。明晰夢と仮想世界の部分が興味あったので、それだけで読む価値あり。難しい部分も多かったので、また読んでみたいなー。2024/03/07

YUSUKE

0
読めば読むほど、確かにそうだな〜と思うのだが、だとして私は、どうするのかと考えるとう〜んと悩んでしまう。結局何も変わらないようで、変わったようで、何だかな〜となる。やはり私は、NPCなのかも!と思ってしまうが、もしそうだとしたら、ある意味怖いものはなく、無敵かもしれない。毎日毎日色々な事で悩むでなく、今を感じ楽しみたい。2024/03/24

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