内容説明
★文系学問軽視の時代、職業として研究を志す人のために
「キャリアプランを立てにくい」「進むと破滅」とも言われる文系大学院。それでも好きなことを研究し、それを生業とするために、いつ、何をすればよいのか。文系分野の大学院生・若手研究者の抱く、素朴な疑問に丁寧に答えます。迷ってもつまずいても、一歩ずつ、「研究する人生」を前に進めるための必読書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めんま
24
いわゆる文系学問(人文学、社会学等)に携わりながら「研究する人生」を歩むためのプロセスが解説されている。修士課程への入学から博士論文、ポスドク、専任教員までの道筋が示されている。この道筋は、通常かなり不透明なので、これから大学院に入学する人、在籍している人にはありがたい情報だと思う。2022/06/26
ラウリスタ~
16
筆者は日本語学専門。50そこそこで、すでになんと20人もの博士号取得者を育てた、すげえ。だから本書は、修士課程二年間のロードマップあたりから、博士論文の出版に向けて、さらにはゼミ運営の注意点、科研費の取り方に至るまで、かなり幅広い対象の読者を想定している。文系とは言っても、文史哲系ではなく、インタビュー、統計などをする分野。だから書誌情報の書き方は、文学系とは違うので注意。M1あたりの中国人留学生を中心想定読者にしているため、やや記述が丁寧すぎ、まだるっこしいところもあるが、某攻撃的研究者論より胃に優しい2023/01/14
ねお
15
言語学研究者が、大学院進学を悩む学生から院生指導をしている教員まで幅広い読者を対象に、文系研究遂行の暗黙知を言語化する書。文系研究が価値がないとされる傾向のある昨今、文系研究、特に人文学の社会的価値を示すものでもある。大学院進学入試、ゼミ報告、論文作成のポイント・スケジュール、統計学等の研究手法、競争的資金獲得方法、院生指導の留意点、研究室内の人間関係から学会運営まで院生や研究者を支援する本。同時に、その世界には当たらなければ知ることができなかった研究という世界を一般市民にも開かれたものにする意味を持つ。2022/01/04
だーやま
4
「修士課程を目指す人」向けの項目だけをピックアップして読んだ。修士は学士での学びの延長なわけだけど、看護学部はいわゆる大学っぽい学びは少ないので読みながら「わたしは大学でこういうことをしたかったのに…!」と思っていた。虚しい。2022/03/25
ヒロユキ
3
指導教官との関わり方は特に参考になる2022/09/05
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