講談社青い鳥文庫 呪イアツメ（２） 患者のコレクション

著者名：虎走かける【作】/日向あずり【絵】

講談社（2022/01発売）

• ISBN：9784065265291

内容説明

「血まみれ病院」から、無事に脱出できるの？

わたしは小５の御神楽千舞。
魂の力で動くようになった呪物――「魂絡繰（タマカラクリ）」に
ねらわれる運命、らしい。

仲良しのキクノちゃんとわたしは、最近うわさになっていた「血まみれ病院」に
閉じ込められてしまった。
キクノちゃんやリリー人形とは離れ離れ。
「手術」しようと襲ってくる化け物から逃げていたとき、
わたしと同じように閉じ込められている子どもの患者たちに助けてもらった。
魂絡繰を祓う力を持つリュウくん、そしてリュウくんの相棒である
狼の魂絡繰・十狼太さん。きっとふたりが助けに来てくれる。
それまでキクノちゃんと一緒に絶対逃げ切る！　そして、みんなで脱出するんだ！

＜小学上級・中学から　すべての漢字にふりがなつき＞

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[イカまりこ]

今回は血まみれ病院に囚われてしまう千舞。どこも悪くないのに即手術され殺されちゃう病院。こぇ～。と思ったら、この病院には更にヤマザトカエの呪いがあって。こっちが元で血まみれ病院が後の怪異だった。一番悪いの、看護師じゃね？キレる看護師こぇ～。病院に閉じ込められてた子供たち。もしやと思ったらやっぱりの血縁。5年間行方不明だった妹はこれからどんな活躍をしてくれるのかな。時間が止まってたわけだから慣れるまでが大変そう。ギャラリーで仕事してる、その他の方々も気になる。

2022/02/15

[■■■（伏せ字）]

ハラハラはしつつも安全に楽しく読めた。中盤の妹パワー入手がカジュアルモードで、タイラント初回遭遇時にロケラン持ち込めるような安心感、って昔のバイオで例えても今の子わからんじゃろ…。カエちゃんは心霊ホラー的なポテンシャルが高く、さじ加減次第では病院中で貞子りまくって阿鼻叫喚まであったと思われ、ノゾミちゃんのおかげで全読者の精神が守られたと言っても過言ではない。挿絵も今回はかわいいメインでヤバみ抑えめ。だが百目看護師、テメェはダメだ！（トライポフォビア並感）

2022/01/26

[おひさま家族]

中１次男読了。

2022/08/21