内容説明
内閣の重鎮でもある現役の環境大臣が狙撃された。警視庁の中臣浩太郎は、大臣警護の最中、その異変を直前に察知し、暗殺を防ぐことができた。だが、大臣を狙うものの背後には、大国の影が──。書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
61
思い切りがいいのは嫌いじゃない。この文武両道で容姿端麗、一見欠陥が無いように見える嫌味なくらい完璧な刑事、中臣大貴。優秀なエリート…だが確かに何かを失くしている、完璧なのに虚ろで、危ういのに余裕がある。過去に何があろうとも今ここで任務を遂行できるなら、恋も評価も独り勝ちのチャンスとなる!歯に物着せぬ言い方と豪胆な人柄で敵が多い政治家・丘雄嗣の暗殺。それを防いだ大貴。成程、そう展開していくのかと納得の捜査。大貴そして丘の「人」選択が面白い。警察と政治家が強くなければならない理由がきっちり沁み込まれた一冊。2023/06/09
ドットジェピー
4
面白かったです2022/01/19
こいきんぐ
0
何も期待せずに読んだけど面白かった。続きそうな感じもしたし出るなら続編は読もうと思う。一見凄そうな主人公だけど案外普通な所がいい。2022/01/14