プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

  • ISBN:9784152100719

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内容説明

人類の希望は、遥か11.9光年の彼方――。たったひとりの冴えた相棒と、謎の解明に挑む!2021年アメリカでの発売以来、NYタイムズをはじめ様々なベストセラー・リストに挙がり、ライアン・ゴズリング主演で映画化が進行中の、ファースト・コンタクトSFの新たな金字塔。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

505
上下巻、650頁弱完読しました。こういう小説が今のSFの主流でしょうか? 期待が大き過ぎたせいか、私の宇宙のSFモノのイメージ(STAR WARS)のせいか解りませんが、ふぅーんという感じでした。 映像化しても、あまり楽しくない気がします。このレビューは、The Beatlesの「サ-ジェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を聴きながら書きました♪ https://www.hayakawabooks.com/n/n99be3e46accf 2022/03/17

海猫

490
上巻と同様に過去のパートと現在のパートが、交互に語られる構成。過去に何があったのか気になるし、現在の方は次から次へ問題が起こってはクリアしていく展開に引き込まれ、どんどん読める。翻訳文とは思えないほど読みやすく、主人公はかなりややこしい研究をしているはずなのに、スッと頭に入りやすい。お話が進むにつれて、ある種の相棒小説としての面白さを帯びてくるのがさらに魅力的。安心してもピンチはやってくるので、ハラハラもする。それでも語り口はユーモアを忘れず、楽観的な雰囲気漂うのも良い。物語の着地点には驚くものがあった。2022/05/14

青乃108号

481
現在パートと過去パートが交互に語られ、過去パートによって主人公が【ヘイル・メアリー計画】に参加する事になった経緯が次第に明らかにされていく。彼はそもそも使命感に燃えるスーパーヒーローではなかった。愛すべき彼のキャラクター。彼が最後に選択したプランは真に彼らしく、読み手の気持ちを暖めてくれる。ただ現在パート、その状況説明の解りづらさはどうした事だろう。何度読み返してもはっきり解らない。俺の読解力不足だろうか。図解が欲しいと何度も思った。しかしトータルで考えれば驚きこそさほどでもなかったが良い作品だった。2022/12/21

439
2021年。よい、よい、よい。ロッキーかわいいよロッキー。映像化されてどうなるのかわからないけど、イメージが壊れるので観ないかも■『火星の人』に続き(科学の力で)問題解決型SF■出版されて1年足らずで読メ登録が2700を超えており、みなさんどうやって本書にたどり着いたのかと思ったら様々な著名人がお薦めしているそう。事前情報なしで巻頭の図解も見ずに読むべし■『火星の人』の映画版『オデッセイ』では最後の部分が蛇足かどうかという話も見かけたが、本書も最後の章の前で終わった方が余韻が残ったかも。読者サービスかな?2022/11/02

ひさか

394
2021年5月に米でProject Hail Maryとして刊行されたものを翻訳して、2021年12月早川書房刊。センス・オブ・ワンダーの塊で、熱く楽しい展開に翻弄される。沈着冷静、ストイックで思慮深く熱い主人公とその友人のロッキーの活躍が楽しい。これぞSF!。2022年のベストワンではなかろうか。映画化が進行中だそうで楽しみです。下巻はまだしも上巻の表紙絵は地味過ぎ。というより選んだシーンがイマイチ。原著に倣うのは能がないです。2022/04/30

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