日本のふしぎな夫婦同姓 - 社会学者、妻の姓を選ぶ

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日本のふしぎな夫婦同姓 - 社会学者、妻の姓を選ぶ

  • 著者名:中井治郎
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • PHP研究所(2021/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569850955

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内容説明

●夫婦同氏制が現存する世界最後の国、日本――。 ●妻の姓を選んだ社会学者が経験した、おどろきの数々とは? ●夫婦同姓の不条理とふしぎさを描く、渾身のルポルタージュ! 夫婦同氏制が現存する世界最後の国、日本。そこで、妻の姓になることを選んだ著者が目の当たりにした、結婚にまつわる日本のふしぎな制度と慣習の数々。時には理不尽な出来事を経験しながらも、著者は次第にその「ふしぎさの正体」を探究したくなり、日本の戸籍制度や家族の歴史の研究を始める。その先に見えてきた、日本人の「おどろきの家族観」とは? さらに本書では、選択的夫婦別姓・全国陳情アクション事務局長の井田奈穂氏や、サイボウズ株式会社 代表取締役社長の青野慶久氏へのインタビュー、加えて「妻の姓を選んだ夫たち」の特別座談会も収録。選択的夫婦別姓の実現が叫ばれる今こそ読みたい、著者渾身のルポルタージュ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

28
様々な観点から夫婦同姓について述べられている切り口は押しつけがましくなく読みやすく面白かった。夫婦同氏制を採用してるのが世界で日本だけってのはさすがに驚き。選択的夫婦別姓は、夫の姓にしたいひとにとってはこれまでと変わることはなにもないうえに、姓が変わると不都合になる人を救う制度だと思うのだけど、なにがそんなに許されないのか。この一冊を読んで、おぼろげに見えてくるものがありました。自分の姓を変えた人も、変えたくない人も、ご一読をお勧めします。2022/09/07

ひよピパパ

20
社会学者が妻の姓を選んだ結果感じた日本社会の理不尽さを描くルポタージュ。驚きの事実が明かされ、読んでいて面白くはあるのだが、問題点の背景についての言及が物足りず、解決に向けた方策の提言も浅薄で、全体的に現象のみを追ったやや薄っぺらい内容。夫婦同姓をめぐる核心的課題にもっと突っ込んで論述してほしかった。2022/12/17

香菜子(かなこ・Kanako)

19
日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ。中井 治郎先生の著書。時代遅れの夫婦同氏制。時代遅れの夫婦同氏制をいつまでも続けている日本。時代遅れの夫婦同氏制を続けている最後の国が日本。時代遅れの夫婦同氏制を続ける理由がないのにいつまでも時代遅れの夫婦同氏制を続けてしまうのが何も決められない何も変えられない優柔不断集団日本という国の病なのかも。国民が積極的に時代遅れの夫婦同氏制を支持しているとは思えないから。2023/12/11

おでんのたまご

11
選択的夫婦別姓がここまで根深い問題だとは。私も去年名字を変えた。夫の方がちょっと変わった名字だったので、正直あんまり揉めたくもないし、まあいいかと思って。でももうちょっと話し合ってもよかった。面倒なのはある程度覚悟していたけど、アイデンティティの問題であるというのは痛感してるところ。男性が変えるとなると、また別の問題も生じるのか。2023/01/13

うさぎや

11
強制的夫婦同姓なのって日本だけなんだ!と目からウロコが落ちる1冊。同姓か別姓か、ではなく選択制か強制か、が問題だという指摘には確かに……となる。それが今の日本という国。2022/03/17

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