楽園 14歳の恋 12巻

著者名：水谷フーカ【著】

白泉社（2021/12発売）

• ISBN：9784592711964

内容説明

和樹の引っ越す日が近づく中、「恋人」となって初めてのバレンタイン。愛の誓いの日を前に、14歳には遠すぎる別離への怖れの中、共に乗り越えようと二人は改めて決意する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[みやしん]

あのシーンに繋がっての大団円。ド修羅場とか起きなくて良かった。長期連載だとどうしても絵柄の変化という問題が出てくるが、本作はそこを成長期の変遷に利用(良心的解釈)できた上手い一手。大人っぽい二人が年を重ねて大人っぽくなくなったのもニヤリ。

2022/01/27

[チューリップ]

最終巻。ここに来て土井と内海の話が良かった。お互い素直に聞けばすぐ解決する事だったんだな。そして可愛い。それぞれのカップルの話もあって綺麗に終わったなという感じ。現実だったら10代の遠距離はお別れになるんだろうなと思うけど漫画だからちゃんと続いていて安心した。長井や志木さんが歳相応に落ち着いてきたのに対して彼方たちは昔の素の時と変わらないからむしろ子供っぽくなっているのが面白かった。20歳になった長井と日野原先生の関係性がどうなっているのか凄い気になったな。

2022/01/03

[コリエル]

完結。長期連載作品の恋愛ものにはやはり後日談が欲しい。未来でも2人は幸せだよという姿を見たいから。そして、それが前作GAME OVERの表紙に重ねてきてあるのは嬉しい演出だった。他のサブキャラクターたちのその後も気になるところだけれど、そこは今後描かれていくようなのでそちらも追って行きたい。

2021/12/24

[幸音]

最終巻。11年か。１巻出た頃から追いかけてるから、なんだかあっという間なような、長かったなぁとも。感慨深い。長井くん、してやったり。「一旦別れる」という展開は二度見するくらい驚いた。けれど「14歳にもできてまだやってないこと」は、前巻の流れがあったからこそ、彼方本気！？と思ったら、違う答えだった。めっちゃ純粋なやりたいことだった。最後が『GAME OVER』に重なるの嬉しい。長井くんが一番振り幅大きい成長を見せてくれた。あとがきによると、長井くん、志木さんそれぞれのスピンオフが決定。嬉しい！

2021/12/29

[もぐもぐ]

11年にわたって連載を読み続けていたので、最終話のもやもやを書き下ろしの後日譚でスッキリさせてくれて本当によかった。最終巻の扉絵が1巻の表紙と対になってるのは嬉しい演出でした。11年間読み続けて良かったと思える作品でした。

2021/12/25