内容説明
『年代記』はローマ帝国初代の皇帝アウグストゥスの死(紀元一四年)から筆をおこし,以下ティベリウス帝からネロ帝の死(六八年)に至る四代五十五年の治世を物語る.人間の本性に肉迫してやまぬ洞察力,類まれな描写力.――この史書をひもとく者は,あたかも一篇の秀抜な歴史小説に接するかのごとき感を深くする.
目次
凡例┴(第二部 クラウディウスとネロ)┴第十一巻┴(紀元四七年)┴一 メッサリナの驕り(1節─15節)┴二 ゲルマニアの状勢(16節─21節)┴(紀元四八年)┴三 クラウディウスの演説(22節─25節)┴四 メッサリナの破滅(26節─38節)┴附録 『クラウディウスの演説』┴第十二巻┴(紀元四八─四九年)┴一 クラウディウスの再婚(1節─9節)┴二 東方の動乱(つづき)(10節─21節)┴(紀元四九─五〇年)┴三 アグリッピナの野心(22節─26節)┴四 西方の動乱(27節─40節)┴(紀元五一年)┴五 アグリッピナの野心(つづき)(41節─43節)┴六 アルメニアの戦役(44節─51節)┴(紀元五二─五四年)┴七 クラウディウスの晩年と死(52節─69節)┴第十三巻┴(紀元五四─五五年)┴一 ネロの統治始まる(1節─11節)┴二 ネロと母アグリッピナ(12節─24節)┴(紀元五六─五七年)┴三 首都の出来事(25節─33節)┴(紀元五八年)┴四 コルブロの東方遠征(34節─41節)┴五 首都の出来事(42節─52節)┴六 ゲルマニアの状勢(53節─58節)┴第十四巻┴(紀元五九年)┴一 アグリッピナの暗殺(1節─13節)┴(紀元五九─六〇年)┴二 ネロ祭(14節─28節)┴(紀元六一年)┴三 ブリタンニアの動乱(29節─39節)┴(紀元六一─六二年)┴四 首都の出来事(40節─50節)┴五 セネカの隠退(51節─65節)┴第十五巻┴(紀元六二年)┴一 アルメニア戦役(つづき)(1節─32節)┴(紀元六四年)┴二 ローマの大火(33節─47節)┴(紀元六五年)┴三 ピソ一派の陰謀(48節─74節)┴第十六巻┴(紀元六五年)┴一 無実な犠牲者たち(1節─20節)┴二 ストア派哲学者たちの死(21節─35節)┴……原典欠損……┴〔訳者附記〕┴訳注┴解題┴附録┴(一) ローマ帝政初期の昇官順序┴(二) ローマ帝政初期の軍隊┴(三) ローマ帝政初期の経済状況┴(四) カエサル家系図┴(五) 一世紀前半のローマ世界┴あとがき
感想・レビュー
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1.3manen
読書実践家
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シンドバッド
本とフルート
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