内容説明
心に残る昔の味、忘れていた大切な風景を紡ぎだすベストエッセイ集。両親の離婚後、ともに暮らした祖父母の思い出、忘れられない芝居や映画や本、旅の記憶など。東京下町の懐しい日々と、時代小説の名手として過ごす充実した日常を綴る。解説・平松洋子。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
10
一見薄情そうな池波正太郎。猫に対する愛情は細やかだ。2歳の雄猫トントが、自宅前で自動車にはねられたとき、妻は塀にしがみついて泣き叫んだと言う。雌猫のネネは正太郎の書斎が好きだった。正太郎は仕事が終わると、雌猫のサムと一緒に水割を飲む、何とサムも一緒に水割をピチャピチャやり、やがて正太郎の横で眠ってしまう。可愛くてたまらなかった様だ。2025/04/25
ネグセマン
1
夏場所の編が特に良かった。大関若乃花の稽古場面を見て、ただ何となく原稿を書いていてはだめだ。自分の、独自の発想を積み重ねなくては、と思うところが心に残った。夏場所という題名もぴったりくる。2022/09/09
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