内容説明
御厩河岸之渡で松の木に頭をぶつけて死んでいた大工の検屍のため、定町廻り同心・佐々木康之助に同道した番所医の八田錦は、現場に残された草履跡の多さから“殺し”と察する。折しも、公事師(弁護士)を名乗る男が大店に突如現れ、死んだ大工の件で話があると番頭に詰め寄っていた。男の狙いとは?事件の真相とは?表題作ほか全四話収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
65
番所医はちきん先生 休診録「 眠らぬ猫」2巻。与力や同心の心身の健康状態を管理する奉行所専属の医師、八田錦通称はちきん先生。今回も検屍のために同道しては事件の謎解きをする、職務を超えた活躍ですね。2022/04/01
雅
47
男顔負けな心意気と行動力。スカッとします2022/10/06
はっしー
1
図書館本。井川さんの本はわりと読んでいるのだけど、なんだろうこの物足りなさは。もう少しはちきん先生の個性を押し出しても良いのになぁ。でも好みの問題だから何とも言えないけど。2023/07/07