京都学派の越境―田邊哲学の系譜における“教育と政治”のゆくえ

個数:
電子版価格
¥9,350
  • 電子版あり

京都学派の越境―田邊哲学の系譜における“教育と政治”のゆくえ

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2026年03月08日 04時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 306p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130562485
  • NDC分類 371.21
  • Cコード C3037

出版社内容情報

西田幾多郎と並び、京都学派の双璧の一人に数え入れられる哲学者・田邊元。その哲学の影響力は、二人の弟子たち――「教育人間学」を先導した森昭、「市民主義」の立場を確立した久野収に及んでいた。「越境」というキーワードのもと、田邊哲学の系譜における〈教育と政治〉をめぐる思想史のドラマを新たに描き出す。



【目次】

序 章 「京都学派の越境」への問い
第一節 本書の背景と目的/第二節 「京都学派と教育学」研究の現状と本書の位置づけ/第三節 本書の方法/第四節 森の思想の方法的区分および久野の思想と活動の略歴/第五節 本書の構成

第Ⅰ部 哲学と教育――初期・前期森昭の教育思想
第一章 教師論と懺悔道の交錯――初期森における田邊哲学の相対化の萌芽
第一節 なぜ森の教師論と田邊の懺悔道を取り上げるのか/第二節 戦前における森の教師論――田邊哲学から教育哲学へ/第三節 戦後初期における森の教師論――懺悔道との重なり/第四節 二律背反から限界状況へ――田邊哲学の相対化の萌芽/第五節 反復的決断――森の教師論における「決断主義」の問題

第二章 経験主義批判と認識論の問題――京都学派教育学における「行為的自覚」の系譜
第一節 森の経験主義批判に対する田邊の「強い同感と賞讃」/第二節 行為的自覚としての認識――田邊の科学哲学認識論/第三節 操作主義的認識論における「自覚」の問題――森の経験主義批判/第四節 行為的自覚の系譜、あるいは経験主義批判の論脈/第五節 戦後教育学における経験主義批判の脱イデオロギー化の方へ/第六節 田邊哲学との関連性から見た経験主義批判の行方

第三章 他者の人格の手段化に抗する道徳教育――森によるカント解釈の特質と「種の論理」受容の問題
第一節 道徳教育における他者性の問題と森の道徳教育論/第二節 他者の人格の手段化に抗して/第三節 未発の契機としての「自由に行為する者」/第四節 カント研究から道徳教育論へ/第五節 「種の論理」と道徳教育、その困難と可能性/第六節 「種の論理」から道徳教育における他者性へ

第Ⅱ部 緊張と偶然――後期森昭の教育思想
第四章 人間生成の社会性と個体性――田邊と森によるハイデガー批判の関連性
第一節 森と田邊における政治性の問題/第二節 一九三〇年代から敗戦直後までにおける田邊のハイデガー批判/第三節 森による田邊のハイデガー批判の受容/第四節 社会性と個体性をめぐる問題構制/第五節 森のハイデガー批判と教育人間学の政治性との可能性

第五章 人間生成の歴史性と自然性――ハイデガーを読む高坂と和辻とを読む森
第一節 歴史性と自然性の問題/第二節 道具と日常性、あるいは「もの」と日常性/第三節 自然的生命と歴史的生活との関係/第四節 歴史性と自然性の緊張における人間生成/第五節 人間生成に内在する発達論的含意の問題/第六節 人間生成の歴史性と自然性の緊張を見つめること

第六章 偶然性の問題――戦後教育学の発達論に伴う必然性を相対化するために
第一節 田邊と森における偶然性の問題/第二節 田邊における偶然性と目的論/第三節 森における偶然性と教育目的論/第四節 偶然を肯定し運命を愛すること/第五節 戦後教育学の発達論に伴う必然性を相対化するために/第六節 人間形成における偶然の「出来事」の思考へ

目次

序章 「京都学派の越境」への問い
第1部 哲学と教育―初期・前期森昭の教育思想(教師論と懴悔道の交錯―初期森における田邊哲学の相対化の萌芽;経験主義批判と認識論の問題―京都学派教育学における「行為的自覚」の系譜;他者の人格の手段化に抗する道徳教育―森によるカント解釈の特質と「種の論理」受容の問題)
第2部 緊張と偶然―後期森昭の教育思想(人間生成の社会性と個体性―田邊と森によるハイデガー批判の関連性;人間生成の歴史性と自然性―ハイデガーを読む高坂と和辻とを読む森;偶然性の問題―戦後教育学の発達論に伴う必然性を相対化するために;補論 森昭から久野収へ―田中毎実著『啓蒙と教育』を媒介として)
第3部 種の論理から市民主義の教育思想へ―久野収の教育思想(種の論理から市民主義へ―久野による田邊哲学との対決;市民主義の教師論―一九五〇年代の教育学に対する久野の立場;〈教育と政治〉の再構成のために―市民主義におけるアナーキズム的・フェミニズム的モーメント)
終章 京都学派の越境―〈教育と政治〉のゆくえ

著者等紹介

川上英明[カワカミヒデアキ]
山梨学院短期大学保育科准教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。山梨学院短期大学専任講師等を経て2023年より現職。本書の一部となる論文「田邊元と森昭の経験主義批判における認識論の問題―京都学派教育学における「行為的自覚」の系譜」(『近代教育フォーラム』第30号)にて第19回教育思想史学会奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品