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内容説明
「人間というものはいやなものだなあ」。
そうは思いつつも死の間際までペンを握り締め、憂き世に警鐘を発し続けた当代随一の毒言翁、山本夏彦。
書いて書いて書き、至言の数々を遺した。
「まねてまねてまねせよ」「理解はだから能力じゃない、願望なんだ」「未熟な子供のなぜはなぜではない」等。
似非の権威による正義を嗤い、今人の独創を戒めて古人の言に倣わんとする名コラムニストの「清冽なる毒舌」を、指針無き現代人に贈る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
16
私に多大な影響を及ぼしたコラムニスト、山本夏彦さんの語録です。週刊新潮の写真コラムが有名ですが、週刊誌は一時文春は毎週買ってた時期は有ったが、新潮は買わなかったので銀行で読む位でした、だが総合誌の『諸君』は一時かなりの時期買ってたので、コラムは毎回楽しみでした。まず一読を薦めます、それで合わないと感じた方はもう読む必要は無いです。お気に入りの題は『もと美人たちは残念に思っている』『客というものは常にだしぬけに現れた』『私はわが国はアメリカの属国または植民地だとみている』この本であの世の翁と又会話しました。2025/06/08
ハッチ
2
★★★★★痛快!!2008/05/30
ispanoman
2
好悪がはっきりと分かれるのが山本夏彦の残したもののようだ。けれど、若くして人生に達観した経験は代えがたいもので、読み考える価値があるのではないか。そう、著者は言っているようだ。2013/03/29




