内容説明
安部英(薬害エイズ事件)、カルロス・ゴーン、野村沙知代・・・・・・マスコミを騒がせた問題人物は本当に罪を犯したのか。「悪人」に仕立てられた人たちの知られざる素顔と事件の真相。絶対的に不利な状況から数々の無罪判決を勝ち取り、「無罪請負人」と呼ばれる弘中淳一郎弁護士が初めて公開する全事件簿。マスコミと刑事司法が作り出した虚構のストーリーの裏に隠された、知られざる物語に、あなたはきっと驚愕する。
村木厚子事件(厚労省郵便不正事件)、小澤一郎事件(陸山会政治資金規正法違反事件)、鈴木宗男事件、マクリーン事件、クロマイ・クロロキン薬害訴訟、医療過誤訴訟、三浦和義事件(ロス疑惑)などを扱った「事件ファイル1」も同時刊行。
目次
第一章 報道が作り出す犯罪
・安部英医師薬害エイズ事件
第二章 弱者と共に
・下館タイ女性殺人事件
・小学生交通事故死事件
1中野区スクールゾーン交通事故死事件
2 大型貨物車左折巻き込み事件
第三章 名誉毀損・プライバシー侵害と報道の自由
・名誉毀損・プライバシー侵害事件
1 野村沙知代事件
2 中森明菜プライバシー侵害事件
・プロダクションとの紛争事件
加勢大周事件
・記号化による人権侵害
中島知子事件
・「表現の自由」をめぐる訴訟
1「日刊新愛媛」事件
2「噂の眞相」名誉毀損事件
3「創」接見妨害事件
第四章 誰もが当事者に
・警察官による暴行事件
1 八千代台交番事件
2 川崎暴走族事件
・痴漢冤罪事件
1 K教授事件
2 H青年事件
第五章 日本の刑事司法の現実
カルロス・ゴーン事件