日経ビジネス人文庫<br> ケインズ 説得論集

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日経ビジネス人文庫
ケインズ 説得論集

  • ISBN:9784532240141

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内容説明

《大経済学者の慧眼に触れる》

マクロ経済学の祖といわれるケインズは、実はタイムリーに現実経済を解説した時論家でもあった。第1次世界大戦後のイギリスは、世界的な大恐慌が自国にも及び、大量失業の中で悲観論が国内を覆っていた。こうしたなかケインズは、政府の施策に対する誤った考えが跋扈していると見て、正しい認識へと人々を導くべく論陣を張った。20世紀を代表する経済学者による時論の数々は、読みやすい新訳を得て、時代を超えた輝きを放つ。

【目次】
1 インフレーションとデフレーション|Inflation and Deflation|
 インフレーション(一九一九年)
 通貨価値の変動が社会に与える影響(一九二三年)
 景気拡大の政策(総選挙、一九二九年五月)
 一九三〇年の大不況(一九三〇年)
 節約(一九三一年)
 通貨価値崩壊が銀行に与えた影響(一九三一年八月)
 
2 金本位制への復帰|The Return to the Gold standard|
 呪うべき黄金欲(一九三〇年九月)
 金融政策の目標の選択(一九二三年)
 今後の通貨制度に関する積極的な提案(一九二三年)
 チャーチル財務相の経済的帰結(一九二五年)
 関税による経済対策
 金本位制の終わり(一九三一年九月二十七日)
 
3 自由放任の終わり|The End of Laissez-Faire|

4 未来|The Future|
 孫の世代の経済的可能性(一九三〇年)

5 繁栄への道|The Means to Prosperity|

目次

インフレーションとデフレーション|Inflation and Deflation|
 インフレーション(一九一九年)
 通貨価値の変動が社会に与える影響(一九二三年)
 景気拡大の政策(総選挙、一九二九年五月)
 一九三〇年の大不況(一九三〇年)
 節約(一九三一年)
 通貨価値崩壊が銀行に与えた影響(一九三一年八月)
 
金本位制への復帰|The Return to the Gold standard|
 呪うべき黄金欲(一九三〇年九月)
 金融政策の目標の選択(一九二三年)
 今後の通貨制度に関する積極的な提案(一九二三年)
 チャーチル財務相の経済的帰結(一九二五年)
 関税による経済対策
 金本位制の終わり(一九三一年九月二十七日)
 
自由放任の終わり|The End of Laissez-Faire|

未来|The Future|
 孫の世代の経済的可能性(一九三〇年)

繁栄への道|The Means to Prosperity|

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ise Tsuyoshi

1
ケインズが1919-31年に書いた評論集。デフレに関する問題認識、金本位制に触れた部分は、現代の金融緩和を論じているかのようだ。自由放任主義について、「この理論はきわめて美しく、単純明快であるため、ありのままの事実に基づいているわけではなく、単純化のために導入された不完全な仮説に基づいている点が忘れられやすい」(p.241)との指摘は、「新しい資本主義」ということが議論になる今、心に留めておきたい。2021/12/30

嵐 千里

0
大御所の時事評論。 視点、切り口に学ぶべき点無数。2022/08/24

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