集英社オレンジ文庫<br> 青の女公

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紙書籍版価格 ¥726
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集英社オレンジ文庫
青の女公

  • ISBN:9784086804196

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内容説明

北方領主の父を冤罪で亡くし、絶望に心が壊れた家族を人質にとられ、リディエは下級女官として王宮で働かされていた。そんなリディエのたったひとつの望みは平穏に任期を終えて故郷に帰ること。ところが「王女と王子の仲を取り持ち、世継ぎ誕生の後押しをせよ」との命令がくだる。婚姻関係が破綻している二人の仲を取り持てというのだ。「絶対に無理だわ」と思うリディエ。しかし家族とともに故郷に帰りたいという衝動には逆らえず、リディエの長い闘いがはじまる。それは、やがて国を揺るがす動乱へと繋がり、リディエ本人の運命も大きく変化させていく……。下級女官が駆け抜けた、壮大な王国年代記!

目次

序 キルシュテの金狼
第一幕 ラーベルの青き薔薇
第二幕 ガラエルの清き風
第三幕 猛き黒鷹の遺産
第四幕 黒い翼の悪魔
終幕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

46
欧州風のファンタジー。表紙絵からは、想像出来ない程骨太な話。架空の国ルナヴィア王国の北部領にあった滅ぼされてしまった領主の娘リディアが主人公。ルナヴィア国の王女とその夫のヴァシルが副主人公。リディアの目線だけで語られるので、他の視点からの物語が読みたいです。特にヴァシル、彼はルナヴィア国内のウロス公国の第三公子でルナヴィア王女の夫。どうしてそんな状況になってしまったのか、背景が知りたかったです。一冊で詰め込むのは勿体ないと感じました。面白かったです。2022/03/09

がらくたどん

45
「ライト文芸読むなら」と職場の同僚に勧められて。「従来のライトノベルより女性主人公が勇敢な話が多い」んだそうだ。どちらも初心者なので違いは分からないが、国(領)を背負い国(領)民の暮らしを立て直そうと傷つきながらも知恵と勇気で頑張る少女達の壮大なファンタジーでとても楽しかった。森を走り馬を駆り書物を紐解き、苦境にあっても常に次の一歩を考える。とても魅力的な主人公達である。今、純粋な志は少女を主人公にした方が描き切りやすいのかもしれないとも感じた。現代的な依存系暴力の影が落としこまれているのも興味深い。2022/03/05

よっち

39
北方領主の父を冤罪で亡くし、絶望に心が壊れた家族を人質にとられ下級女官として王宮で働くリディエ。婚姻関係が破綻しているスキュイラ王女と婿ヴァシルの仲を取り持ち、世継ぎ誕生の後押しを命じられるファンタジー。平穏に任期を終え故郷に帰りたいがためにヴァシルに協力するリディエと、思惑に反するその行動に目を付けるスキュイラ。それを起因として国を揺るがす動乱へと繋がり、運命が大きく変わるリディエが直面する構図は何とも皮肉でしたけど、しっかりと向き合って決着をつけてみせたその覚悟と結末にはぐっと来るものがありました。2021/11/19

ひぬ

27
北部領主の父を処刑され、家族を人質に取られ王宮で秘書官として働くリディア。任期を終えて故郷に戻るのを夢見る中、想定外の命令が下され、宮廷内で冷遇されていたスキュイラの夫・ヴァシルの仲を取り持ち、世継ぎ誕生の後押しをする羽目に。様々な政治的思惑の間に挟まれたリディアが国の動乱の目となっていく展開は良かったです。舞台が王宮を離れ、北部領地に移ってから特に面白くなりましたが、ペースが速い上に情報量が多く、後半は少し苦戦しましたが、少し切ないラストもあり、全体的に好印象でした。スキュイラとの関係性が一番好きかな。2022/01/26

ときわ

20
すごく面白かった。そしてすごくもったいないと思った。この3倍にはなりそうな話を、無理やり一冊に絞り込んでしまっている。多分大人の事情が絡んでいるのだろうが。そのためリディエの心の変遷が唐突過ぎる。じっくり時間を感じさせてくれれば受け入れやすいのに。数人の味方男性陣が区別しにくい。これも彼らのことを語るページが少ないからだろう。最初は不愉快に感じたスキュイラが好きになった。傷がない、傷はあった、そのことだけ境界があいまいになったリディエ。十数ページの終幕がすごく素敵な雰囲気で満足して読み終わった。2022/01/02

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