単行本コミックス 異刻メモワール 巻ノ一

著者名：るん太【著者】

KADOKAWA（2021/11発売）

• ISBN：9784049140255

内容説明

現実世界で生きる意味を見いだせない、少年・トモ。
そんなトモがある日の下校中に出会ったのは、天真爛漫な異世界の住人で？
ひょんなことから迷い込んだ世界は、人も町もとっても奇妙で不思議な世界!?

異世界日常ファンタジー、開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[祐樹一依]

【◎◎】リッちゃん可愛い！　トモちゃん可愛い！　ドストレートなショタっ気満載漫画に胸キュンしっぱなしだったよ私は…。現実を半ば逃避した少年の異国ファンタジー。まだたぶんいろんな意味で表面上のものしか見えていないので、見えない部分がどうなっているのかな、と気になります。割と単純だが見栄えのするコマ割り（ほぼ毎ページ水平切り4コマ）で、漫画としては登場人物の装飾が結構凝っているのに全身像がなかなか拝めずもどかしいところです。

2023/10/09

[日月]

王道ファンタジー。今のところ、新しい設定や展開はありませんが、少年の属するつらい現実と違い、迷いこんだ世界は限りなくやさしい。すんなりと入っていけます。そして、絵のもつ力がすごい。かわいいだけじゃない。単純なコマ割なのに、グイグイ世界にひきこんでくれる。わたしの中で、「星旅少年」と並ぶ、現在進行形のおすすめ漫画です。

2023/01/31

[たけのこ]

なるほどいいですね。怪異のような存在がそこら中にいる異界らしき場所に迷いこんだ少年のお話。そこで友達となにげなく過ごすのですが、表紙の感じからもわかるように背景から小物まで細部が細かくてすごく雰囲気がいいんですよ。こういうの好きな人いると思うんでぜひ。

2024/03/24

[s_s]

再読。現世で居場所をなくした少年が、ふとした折に幻想的な異世界に迷い込む、日常ファンタジー。きっと誰かが書いていることかと思うが、雰囲気でいうと『千と千尋の神隠し』に近い、という説明をすれば、ある程度の人は頷いてくれるかと思う。迷い込んだ世界で戸惑いながらも、徐々に心を開いていくトモの様子に、なんだか優しい気持ちになる。ただ、第4話の冒頭にも見られるように、病的・悪夢的な描写も見られ、ただ優しい世界でスローライフ、というわけにはいかなそう。

2023/06/23

[半熟タマゴ＠コミック]

ひとりぼっちの少年が迷い込んだ不思議な世界。ホラーチックな異世界の雰囲気がすごく良かった！想像したよりもシリアスな面もあってこれからどんな展開になっていくのか楽しみです。

2022/12/12