内容説明
婚約者である王太子から新しい聖女が見つかったせいで「偽聖女」と言われ、追放と婚約破棄を同時にされてしまう聖女ミラ。
「偽物扱いされたのは癪だけど、このまま国に帰ろうと思います」
急な展開に驚きつつも異国出身の彼女は、とりあえず自分の国でゆっくり休もうと決意し、冒険者ギルドで出会った何故か懐かしさを覚えるイケメンの剣士に護衛を依頼する。
そんな旅の途中でミラは、眠りながら【結界】を張ったり、【浄化】で凶悪なドラゴンをトカゲに弱体化させたりと、今まで気が付かなかった自身の桁違いの魔法の強さに気付く。
更には、剣士と絆を深めることで並外れた聖女の力が発揮されて――!?
一方、ミラを追放した王都では次々とトラブルが発生し……。
実は最強聖女ミラの楽しい冒険譚、ここにスタート!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いくら丼
6
……んんー、久々のラノベで、ちょっと感じ方変わっている可能性もあるけど……なんか……んんー、侍女の扱い、プロット的にあからさまに"お邪魔虫"感強すぎない? 侍女なんてそんなもんと言われれば、そうなのかもしれないけど。王女様が一人きりで他国に行くの変だし、途中まで世話してくれる人必要だから用意したけど、護衛と二人で絆を深めてしまいたいから、適当な理由つけて追い払ってほったらかし……的な……雰囲気……。偽名は出てきたけど本名は呼ばないし、最初に二人で決死の旅に出る空気を出しておいて、え……? みたいな。2023/07/03
kinta
4
聖女が見つかったからって前の聖女を偽聖女として罪人として公表する浅はかすぎる王子。いやいや周りの大人が止めてやれよ、と言いたくなるほどの簡単な頭の作りで。これは王女生まれの聖女様の人間としての成長譚な感じでしょうか。聖女って言葉の重さがないのがこの国なんでしょうか。取り換えすげ替え感で若干胸やけ。副題まで行っていないし、このあと続くのでしょうね。国はまともになるのかかなり危険。意識不明の国王様が意識を取り戻すことを願う。国を立て直すにしても国民の犠牲多いよ…2022/09/13
菊地
2
王太子君、あまりに短絡的な行動過ぎて、ザマァ対象としても王族としても小物が過ぎる。2022/08/14
ききぞう
1
少し展開が早いところはありますが、登場人物を絞り、その分キャラを掘り下げているので、読み応えがありました。面白かったです。2023/06/06
如月魅冬
0
偽聖女呼ばわりされて追放されたミラが、『護りの聖女』として活動しようと決めたシリーズ始まりの巻。2024/02/21