内容説明
多忙化等により追いつめられている現代の教師には、あるべき教師像をもとにした養成研修による短期的な力量向上ではなく、経験による成長と自らの成長観をくり返し創造していくことが求められる。教員養成段階において学生が様々な教育実践経験を積んでゆくプロセスを成長観という視点から実証的に解明することで、レジリエンスを向上させ、学び続ける教師を育むための教員養成、教師研究のあり方について提言する。
目次
第1章 教師研究の類型と変遷(専門性・仕事・役割
成長プロセス・ライフヒストリー
知識・技術・信念 ほか)
第2章 段階的教育実習における成長・発達(教師の成長・発達と教育実践経験
教職への志望動機と志向性
教育実践経験の実際と学習内容 ほか)
第3章 教職志望学生のライフヒストリー(教師の成長・発達とライフヒストリー
幼稚園と小学校の間でゆれて
授業の大切さを実感して ほか)