出版社内容情報
★第7回浜松市・森林のまち童話大賞受賞作。審査員全員一致で決定!
★あらすじ
がくさんは宅配便の配達員。ある日、すもも村の「大木さん」に荷物を届けます。車が入らない森の道を歩いていくと、カシの木に取り付けられた大木さんのポストを見つけますが、荷物は大きくて入りません。そのとき、大木さんの孫のひなたちゃんに声をかけられ、家まで案内してもらうことに……。ひなたちゃんは、ポストから2枚の葉っぱをとりだし、葉っぱはブナの木とミズナラからの手紙だと言うのですが……?
★森の風や木々の声を届けてくれるさわやかなファンタジー。
内容説明
がくさんは、たくはい便のはいたついんさん。ある日、森へにもつをとどけることに…。車がはいらない森のみちをあるいていくと、女の子から声をかけられました。第7回浜松市・森林のまち童話大賞大賞受賞作。
著者等紹介
山中真理子[ヤマナカマリコ]
1956年、和歌山県生まれ。和歌山大学教育学部卒業。第20回小川未明文学賞優秀賞受賞。第7回浜松市「森林のまち童話大賞」で大賞を受賞した「森のポスト」をもとにした本書でデビュー。幼少期の山村暮らしと趣味の熊野古道歩きが創作の基になっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
17
図書館本。がくさんの仕事は宅配便の配達。すもも村の森に配達へ行くとおじいさんと暮らすひなたちゃんと出会います。森には不思議なポストがいくつもあり....。梅雨明けから秋までの森でのお話。2022/11/22
マツユキ
16
がくさんの仕事は、荷物の宅配。初めての住所を訪ねてみると、森の中で…。少女と一緒に森と交流。森を助ける人もいるし、森に助けてもらった人もいる。優しく、清々しいお話でした。2023/03/22
白としろ
2
ひなた。大木さん。2024/04/20
あお
2
とてもあたたかなお話。森をゆっくり歩きたくなる。2023/02/07
遠い日
1
森は人の心を温め、体も元気にしてくれる場所かもしれません。森のことばを感じてみれば、たくさんのメッセージが伝わってくる。ひなたちゃんとおじいさんの大木さんに出会った宅配便のがくさん。初夏から秋へと変わった森のようすを見て、メッセージを受け取ります。おじいさんの大木さんの仕事も奥深いし、森のポストの役割もすてき。第7回静岡県浜松市「森林のまち童話大賞」大賞受賞作品。こがしわかおりさんのイラストがやさしくて大好きです。2025/03/17