星の落ちる島

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星の落ちる島

  • 著者名:小島環
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 二見書房(2021/12発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576211381

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内容説明

潮流に守られし「天神島」に赤髪碧眼の女領主アナスタシアが降り立つ

運命に引き寄せられ天神島にやってきた義賊・王義英と相棒の黒猫・夜風
権力者たちの争いと大陸の思惑のなか策謀と混乱に呑み込まれる天神島

かつては黄金の治世と呼ばれながらも、今は侵略と動乱に揺れる大陸。「彗星王」として名を馳せていた義賊の王義英と、相棒の黒猫・夜風は、裕福な者たちの屋敷に忍び込んでは財産を盗みだし、暮らしに苦しむ民たちに配っていた。しかし、ある日、企てに嵌まってしまい逃れるために船に乗りこむことになった。その船には赤髪・碧眼の女性アナスタシアも乗っていた。彼女が暴漢に襲われたところを救った義英。聞けば、アナスタシアは島国である天神島の領主になりにいくという。しかし島は、領主不在の間に権力者二人によって島を二分する争いが起きかねない状態だった。島の無辜の民たちのため、アナスタシアの補佐を買って出る義英だったが、次々に島内で起こる事件の数々に巻き込まれていく――

義賊と領主、二人が織りなす中華ファンタジー活劇開幕!

装画・孳々

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

75
中国の清朝時代に着想を得たファンタジー作品。本土の支配を受けない島の領主の血を受け継いだ赤髪、碧眼の少女が父親の死により新領主となるべく島へ。本土で義賊であった少年と相棒の猫と共に島民に領主として認めて貰う為に様々な問題に立ち向かう。異国の風貌と女性である事から領主には相応しくないとは…。領主としての資質は充分にあるのに差別的な傾向は根強い。また、人間の欲の醜さが凄まじい。ファンタジーの雰囲気にミステリー要素の詰まった作品で楽しめた。2021/09/14

よっち

38
侵略と動乱に揺れる大陸。義賊の王義英と相棒の黒猫・夜風が、逃れるために乗り込んだ船で赤髪・碧眼のアナスタシアを救い、天神島の領主になるという彼女の補佐を買って出る中華活劇。父の死による領主不在が続き島を二分する争いが起きかねない状況。そこに島の外で育ち特徴的な外見を持った彼女を、いかに領主として認めさせるのかという展開でしたが、島で事件が続く中で期待に応えようと奔走する義英、父に複雑な想いを抱きながらもいざという時にはビシッと決めてみせるアナスタシアが、周囲にも認められてゆく展開はなかなか良かったですね。2021/09/04

kou

25
本土の影響を受けない天神島を舞台に、新しく領主になった赤髪碧眼のアナスタシアと義賊『彗星王』こと王義英と相棒の黒猫・夜風の活躍を描いた本作。もう大好物な設定!アナスタシアを領主として認めてもらう為、奔走する義英。名領主の片鱗を見せながら問題を解決するアナスタシア。ミステリー要素もあり面白かった。早く続きが読みたい。2021/11/13

ぐっち

22
二代目義賊の彗星王・義英から見た、島の時期領主アナスタシア。島での事件を解決しつつ、少しずつ領主として認められていく。黒猫・夜風がかわいい。まだ秘められていることもある気がするので、続編が出るなら読みたいです。 2022/06/11

kosmos

19
警吏に追われ天神島行きの船に逃げ込んだ義賊・王義英は、そこで島の領主になりにいくという女性・アナスタシアと出会う。領主になりたくないアナスタシアと、彼女を補佐することになった義英。島ではさまざまな思惑が渦巻く。義英の頼れる相棒、猫の夜風がいい味出してる!読みやすく楽しめた。2022/03/12

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