内容説明
誰にでもいつかは必ず訪れる最期の時―「死」―を病院や葬儀社にまかせる時代はもう終わった。親世代が倒れたときのシミュレーションから、「葬儀」の準備・進行、「墓」の種類や選び方、「エンディングノート」の必須項目や作成の仕方にいたるまで、家族と一緒にどのように進めていくのがいいのか。葬儀社勤務経験のある著者ならではの、細やかな神経の行き届いた記述で入念にして具体的なプランを提示。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あらたん
53
終活に向けて何を考えなければならないかを具体的に書いた本。著者がまだ若いからか、終活をする親を見つめる子ども目線での記述が多かったように感じる。一言で終活といっても、やることは介護、葬儀、墓、財産相続などいろいろある。時間をかけて少しずつ進めていかなければならないと感じた。2025/01/03
kinoko
3
3.52015/10/27
kaz
1
葬儀、お墓、エンディングノートという構成だが、親子双方から見た終活について、実例や関連する企業の実際の取り組みも織り交ぜながら、わかりやすく説明してくれる。2013年発行とちょっと古いが、終活の手引きとしては非常に参考になる。 2020/02/04
Takuo Iwamaru
0
山田詠美の短編小説「最後の資料」には、登場人物が、病で死にゆく自分のことを「今回のケース」とノートに記述していた、という場面があります。もはや「次回」など無いのに…/本書『「終活」バイブル』の「はじめに」で教えてもらったのですが、ここ10年の間に死に関する出版物は随分増えたようです。それに相まって、構えずに自分の死後について考えることは珍しくなくなっているようで、本書読後は、自分の死を必要以上に恐れず、まさに「今回のケース」として考えてみたくなると思います。僕自身、エンディングノートを書きたくなりました。2013/09/04
MANGA
0
昨年父が死んでからいろいろこの手の本を読んだので、ある程度ここに書いてあることは予想できた。「葬送の自由をすすめる会」にも加入しているし。「散骨」「手元供養」「エンディングノート」については、他に詳しく書いてある本もある。あくまで終活の教科書みたいな本だった。よくまとまっている。2013/11/01