内容説明
ちへいせんからたいようがのぼってきた。かぜはまだねむっている。ラクダを追うライオン、いのちをかけて走る二匹の疾走感。哀愁のなかに、たちあがるユーモア。
著者等紹介
きむらよしお[キムラヨシオ]
1947年滋賀県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
61
ライオンは生きるためにラクダを追い、ラクダも生きるのびるためライオンから逃げる。お互いが相手の力量や体力をはかりながら死力を尽くし、限界を超えて走る姿は、早すぎて目で追えないくらいだ。やがて、どちらも足がついていかなくなって、その場にへたりこみ、離れた場所で一夜を過ごす。夜が明けて、ラクダが立ちあがり、ライオンも立ち上がる。お互いの目があった瞬間、食うもの食われるものの関係を超えた何かが視線で交わされる。そこに静かな感動がある。2014/11/09
たまきら
22
こんな非効率なこと、動物がやるわけないよ…と思いつつも、緊迫した最後のページまで親子で結構息をつめて読み込んでしまった。間が面白いのかも。読み友さんから。2020/06/02
りーぶる
22
すごい疾走感と緊迫感。そしてシュール。まさに体力戦、持久戦。私はものすっごい面白かったけれど、娘は反応薄めで残念。(3歳3か月)2019/10/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
お腹のすいてるライオンと、食べられたくないラクダが追いかけっこ。その姿が緊迫感あり、迫力もある。ひたすら走っているが、現実はそんな持久戦はしないでしょうね。 『大人が読みたい絵本500』 https://bookmeter.com/books/10792865 で紹介されていた。【やる気を出したいとき】2021/02/06
喪中の雨巫女。
7
《図書館-返却》命がけだよね。生きるって、大変だ。疾走感は、半端ない。2016/10/26
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