新潮新書<br> ヒトの壁(新潮新書)

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新潮新書
ヒトの壁(新潮新書)

  • 著者名:養老孟司【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 新潮社(2021/12発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106109331

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内容説明

病気はコロナだけじゃない。そして、死は誰にでも平等にやってくる。新型コロナウィルス禍と五輪、死の淵をのぞいた自身の心筋梗塞、愛猫まるの死――ヒトという生物であると実感し、2年間の体験からあらためて問い直す。人生そのものが、不要不急ではないか。それでも生きる価値はどこにあるのか。84歳の知性が考え抜いた、究極の人間論! 「壁」シリーズ4年ぶり待望の最新刊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

86
わかりやすい文章ですが、内容までわかりやすいかというと半々というところでしょうか。わかったような気もするのですが、本質のところまではたどり着けていないかもしれません。これが結論、これが答えと断定できないことがたくさんあって、だからこそ「壁」なのかもしれません。「折り合いをつける」という言葉が度々出てきます。仏様のように穏やかな表情の作者ですが、どうかと思う言葉も使われていて、正直で理論的な学者なんだなと改めて感じました。まると出会えて、まるも幸せ。作者も幸せ。2021/12/23

とも

75
オーディオブック 何冊か壁シリーズ読んだので、似たようなお話もあった。 自然に存在する生き物はなるようになった、解答集。 なるようにしかならないのかもね。自然に帰って虫取りするのはいいかもです。2022/12/24

ムーミン

66
自然に任せるところ、じっくり考えてみること、どちらも大切だけど、頭でっかちに傾いていた自分を意識する機会になりました。2022/05/04

スカラベ

65
養老先生の壁シリーズ最新刊。今までの壁本と比べると、持論を述べるトーンはやや穏やか。しかし、語られる洞察はすべてが腑に落ち、様々な気付きを与えてくれる。ヒトは個人の存在が薄れゆく現代で果たして「生きる」ことを実感できているのか。近年は若年層の自殺が多い。居心地のいい「場」をつくることが重要で、居心地が悪いと感じたら立ち去ることというがそういうわけにもいかない。それができないとストレスを抱えてしまうのは確か。ひとつの救いはアートや音楽などの文化が癒しとなるというのは納得。早く規制のない世の中に戻ってほしい。2022/02/05

キナコ

53
初著者。様々な視点からのヒトとしての考え、価値観は何かを語っている。年上の人とこういった話しはしないからこそ興味がわいた一冊。ヒトという生き物の適応能力の高さが分かる。特に考えさせられたのが安楽死の話。誰のための選択肢なのかを考えると、安楽死も一つだよなぁ…日本文化も踏まえての考察なため、読んでいて流されるままではなく、自分で考えることの重要性が問われていると思った。2024/04/15

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