光文社新書<br> 毛~生命と進化の立役者~

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光文社新書
毛~生命と進化の立役者~

  • 著者名:稲葉一男
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 光文社(2021/11発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334045746

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内容説明

私たちは、実に多くの生き物や自然、それらが作り出す環境に依存して生きています。そして、その生き物や自然はミクロの世界で支えられているのです。本書で伝える細胞の毛は、そんなミクロの世界が地球環境を育んでいることを知るきっかけを与えてくれます。(「まえがき」より)「脳の中の毛」「ウイルスから守る毛」から「音を感じる毛」「海を支える毛」まで、「細胞の毛」研究30年のスペシャリストが綴る驚異のミクロの世界。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naka

11
タイトルが独特で読み始めましたが、教科書のような構成で、興味が持続せず最後まで読めませんでした。この本のタイトルは「毛」とありますが毛髪ではなく、繊毛、鞭毛といった微細な毛を指しています。精子の移動に使われるものや、センサーとして使われる例などの話でした。2024/06/18

キヒロ

1
オバケのQ太郎とかゲゲゲの鬼太郎とかブラックジャックとか、親しみやすいネタを入れてくれるのだけど、内容は私には難し過ぎました。意思を持たない精子がどう動くか?内蔵逆位が起きる原因は?それらはなにやら化学的な物理的なの反応によるようで、壮大な生命現象の中の毛の影響を意識しました。2025/04/24

いたる

1
精子が脳をもたないのにどうやって卵子まで泳ぐのかの話はとても面白かった。こんな都合の良い変異を遂げた種のみが生き残ってきたのかと思うと、生命の神秘とその危うさを感じずにはいられない。2023/03/30

ミニすけ

1
0.0002ミリ、ピコニュートンの世界。こんなに小さくてニッチなものを研究している人もいるんだね、と思っていた。が、多くの生物がこの「細胞の毛」がないと生きられない。ニッチではなく幅広い研究だということが分かった。人体の中で「毛」が動かなかったら、恐ろしいことになってしまうし、海洋が酸性化すると、海洋生物の「毛」にインパクトがあるらしい。髪の毛がサヨウナラすることなんか、それこそちっぽけなことなのだ。2022/11/24

げんさん

1
カルタゲナー症候群(別名:原発性繊毛機能不全症候群)は内臓逆位、気管支炎、副鼻腔炎が同時に起こる病気で、男性患者は不妊であるという。原因はダイニンなど繊毛自体が遺伝的に異常であるため。繊毛研究者がいなければ、原因不明の病いになっていただろう。脱帽です。「ブラックジャック」の逸話を交えて、こんな話を語ってくださり、楽しく読めました。2022/05/05

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