紙魚の手帖<br> 紙魚の手帖Vol.02

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紙魚の手帖
紙魚の手帖Vol.02

  • ISBN:9784488031077

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内容説明

米澤穂信、シリーズ最新作。第18回ミステリーズ!新人賞優秀賞、村嶋祝人「百円玉」。倉知淳、酉島伝法、空木春宵、川野芽生などの読切掲載。若島正、エッセイ新連載ほか。/【目次】【小鳩君と小佐内さんが活躍する、シリーズ最新短編!】羅馬(ローマ)ジェラートの謎 米澤穂信●《紙魚の手帖》でも続きます。年に一度のお楽しみ、シリーズ最新作。なんと山田風太郎賞受賞後第一作!/解説「羅馬ジェラートの謎」 北原尚彦/【第18回ミステリーズ!新人賞優秀賞】 百円玉 村嶋祝人●団地の一室での清掃が、13年前の記憶を掘り起こすーー。第18回ミステリーズ!新人賞優秀賞受賞作。/【読切】ウィッチクラフト≠マレフィキウム 空木春宵●その者の二つ名は、《魔女達の魔女》。『感応グラン=ギニョル』で鮮烈なデビューを果たした著者最新作。/さいはての実るころ 川野芽生●機械の身体を持つ青年の前に現れた、植物に身を覆われた少女。注目の幻想作家・川野芽生最新作/一等星かく輝けり 倉知 淳●悪徳プロモーターを手に掛けた歌謡界の元スター。証拠は全て葬り去ったはずが、死神めいた刑事が現れて……/天地揺らぐ 戸田義長●安政江戸地震で亡くなった藤田東湖。その死の真相を丁寧な筆致で描いた、著者最新作/無常商店街 酉島伝法●姉に猫の世話を頼まれ、曰くつきの町に滞在することになった翻訳家の主人公。「商店街には近づかないように」と警告されていたが……/曼珠沙華忌 弥生小夜子●鬼の伝説が伝わる寺で起きた殺人。美貌の双子にまつわる悲劇の真相はーー耽美と残酷が彩る実力派による佳品/431秒後の殺人 床品美帆●第16回ミステリーズ!新人賞受賞者が、現代の京都を舞台に贈る本格×青春ミステリ新シリーズ/沈黙のねうち  S・チョウイー・ルウ 勝山海百合 訳●言語能力を売買できるようになった近未来。移民の母は娘の将来のため、重大な決断を迫られる/新世界(ニュー・ワールド) パトリック・ネス 樋渡正人 訳●目の前に広がる美しい惑星、入植船から新しい世界を見た少女ヴァイオラは……。『心のナイフ』前日譚にあたるスピンオフ短編/『旅書簡集 ゆきあってしあさって』刊行告知 高山羽根子・酉島伝法・倉田タカシ●今回は著者のお三方から、絵葉書をお預かりしました。書簡集からひらりとすべり落ちた三通。刊行間近の『旅書簡集 ゆきあってしあさって』の世界をのぞいてみるつもりで、お楽しみください。/【ESSAY】乱視読者の読んだり見たり 第1回 続いている小説と映画 若島 正ホームズ書録 全く未知の「ミス・ホームズ捕物帖」 北原尚彦/【COLUMN】ひみつのおやつ*アイスクリーム 降田 天私の必需品*ウェットティッシュ 河野 裕/【INTERVIEW 期待の新人】犬飼ねこそぎ新名 智/【INTERVIEW 注目の新刊】『トリカゴ』 辻堂ゆめ/【追悼・松坂 健】小山 正・新保博久・白井久明・戸川安宣/【BOOKREVIEW】[文芸全般]瀧井朝世[国内ミステリ]宇田川拓也[翻訳ミステリ]村上貴史[SF]渡邊利道[ファンタジイ]三村美衣/執筆者紹介編集後記・次号予告

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中原れい

50
とりあえず目当ての『羅馬ジェラートの謎』読めた!三日もかかってしまった、なんてことだ煤払いがいけない…(つoT)起こる出来事の無駄のなさ、そのつながり方に即座に気づいてしまう、とうてい小市民にはなれない2人。解説で明かされるさらなる仕掛けも楽しい、おそるべき短編だ。せっかくのジェラートが残念だったねえ、でも復讐しないように常五郎への嫌味程度で間に合わせてね、ゆきちゃん💦2021/12/29

ゆのん

48
『羅馬ジェラートの謎/米澤穂信』の小市民シリーズ新作。あまり得意な作家ではないのでシリーズ未読だったが積んであるので読まなければ。高校生を描くのが上手いと感じた。『百円玉/村嶋祝人』昔からある団地、ゴミだらけの一室、徐々に蘇る幼い頃の記憶、昔の殺人事件…最初から最後まで不穏でゾーッとさせられた。『沈黙のねうち/S・チョウィー・ルウ』苦手なSFだが読みやすかった。親が子を想う気持ちは今も未来も変わらない。『431秒後の殺人/床品美帆』探偵役のキャラクターが面白い。『私の必需品/河野裕』ウェットティッシュ。→2022/12/16

ツバサ

13
米澤穂信先生の小市民シリーズが大本命でしたが、大満足のミステリーでした。最初から最後まで隙のない感じでしたが、時折ユーモアが挟まっている余裕も良かった。新人賞作品はオチが弱かったかなと。京都と本格ミステリーが絡み合っていた431秒後の殺人はトリックや捜査に力が入っていて力作でした。2021/12/31

まさ☆( ^ω^ )♬

12
創元社の新しい文芸誌の第2号。1号と比べて急に分厚くなった!面白い短編が沢山収録されていて楽しめました。自分で選ばないようなジャンルの短編や、全然知らない作家さんの短編が読めて、新たな世界が広がります。定期購読しようかしら。 2022/01/11

Abercrombie

4
11の短編はほとんど初読み作家。ミステリ、SF、ファンタジー、ホラーと内容はバラエティに富んでいるが、結構グロい表現が多く好みではなかったなあ。目当ての小市民シリーズ『羅馬ジェラートの謎/米澤穂信』は楽しい話だったのが救い。2023/03/04

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