内容説明
インドを愛する旅行者たちに読み継がれてきた伝説のインド紀行『ゴーゴー・インド』を、旅行人から新たに出し直します。未発表イラスト、カラーページを大幅追加、新しいデータも加えた『新ゴーゴー・インド』をお楽しみください。
※本書は1986年、凱風社から出版された『ゴーゴー・インド』を、一部加筆・修正したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーなんきー
17
蔵前さんがインドに行って、どんな目にあったのか、その風景は…と、自分もその地にいるかの如くに景色や人々を思い浮かべながら読みました。そのため読破までにかなりの時間を要したし、感情の起伏もあったので、ようやく読み終わり、心地よい疲れが残る。一年半に及ぶ旅の終わりに、インドで出会った人たちが走馬灯のように浮かぶ様や、今後の日本での生活を半面ほっとしながら、半面気が重いというような微妙な感情も共有できた。自分にとっては、大変意義深い良書でした。蔵前さん、この本を書いてくれてありがとうございました2023/05/26
Toshi
6
「ゴーゴー・インド」から15年を経て書かれた改訂版も、もはや20年前。ただ本書は、観光地やグルメのガイドブックではなく、インドを旅して出会う様々な場面(所謂「あるある」)を描いた指南書であり、おそらくは今日でも通用する一冊である。旅に出る前の心構えとして読むも由、無事帰国してから思い出を共有するも由。ちなみに私は多感な中学、高校生時代をインドで過ごし、社会人になってまたインド勤務をすると言う、恵まれた人生をおくりました。2020/09/23
ふうた
5
元は80年代に書かれたものだが、きっとインドの本質は変わらないのだろう。行ったことはないけれど、日本では考えられないインドの雑多さやアバウトな感じがとても伝わってくる一冊。インドについて伝える上で避けて通れないのだろうが、衛生的に汚い内容もあるので食事中やリラックスには向かない。2016/06/19
DEE
4
ある方面ではインド旅行記のバイブルみたいな扱いをされているこの本。 なんせ30年も前のものなのでガイドブック的な使い方は出来ないけど、当時のインドはこんな感じだったのかと読み物として面白い。 インドに毒され、インドの事しか考えられなくなるという「インド病」。 それを治すにはまたインドに行くしかない。 もし行ったとしたら、自分は罹ってしまうのかな?2018/02/10
Yosukeworld
2
蔵前さんのインド旅行紀。 1980年代の様子が描かれているが、今とそんなに変わらないと思う。当時のインドの様子が等身大で描写されている。これを読んだ人は、インドなんて絶対に行くべきではないと思う人か、あーまたインドに行きたいなーと思う人の2つに分かれると思う。僕も10数年前にインドに行った時、3日目位で本当に帰国したくなったが、不思議とまた行きたいとずっと思っている。10年後ぐらいに息子2人とインドに旅行に行くのが1つの夢だ。なのでインド料理を2人に食べさせインドの良いイメージを植え付けている。2020/06/08