殺す理由―なぜアメリカ人は戦争を選ぶのか

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殺す理由―なぜアメリカ人は戦争を選ぶのか

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  • サイズ A5判/ページ数 348p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314011068
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C0022

出版社内容情報

イラク戦争から10年、いま問われることとは―
1831年にトクヴィルが描いた アメリカ人像は総じて対外戦争を忌避する「平和愛好者」だった。しかし以後のアメリカは対インディアン闘争や外国への軍事介入などを繰り返し、国外での軍事力の行使は第二次大戦以降だけでも150回に及ぶ。
本書では、国民が開戦を受け容れてきた歴史をたどり、開戦事由の欺瞞を衝くとともに、アメリカ人特有の市民宗教ともいうべき愛国心観、共同体意識、孤高のヒーロー像をあぶりだし、さらには反戦運動の系譜から、著者自身の専門である「紛争解決」の歴史・実績と採用の推奨へと結ぶ。イラク戦争開戦から10年、アメリカ対外戦争を是認し追随してきた日本で、あらためて読まれるべき硬質なアメリカ論。

目次
はじめに
第1章 なぜ、私たちは戦争を選ぶのか
第2章 自衛の変質
第3章 悪魔を倒せ―人道的介入と道徳的十字軍
第4章 「愛せよ、しからずんば去れ」―愛国者と反対者
第5章 戦争は最後の手段か?―和平プロセスと国家の名誉

おわりに より明確に戦争を考察するための五つの方法


リチャ-ド・E・ル-ベンスタイン
1938年生まれ。ジョージ・メイソン大学教授。国際紛争解決が専門「パブリッシャーズ・ウィークリー」誌の最優秀宗教書に選ばれたWhen Jesus Became God(未邦訳)のほか、著書に「中世の覚醒―アリストテレス再発見から知の革命へ」(紀伊國屋書店)

小沢千重子
1951年東京生まれ。東京大学農学部卒。現在ノンフィクション分野の翻訳に従事している。訳書にルーベンスタイン「中世の覚醒」、アンサーリー「イスラームから見た『世界史』、クロスビー「数量化革命」「飛び道具の人類史」、デントン「動物の意識 人間の意識」(共訳)、ローズ「原爆から水爆へ」(共訳、いずれも紀伊國屋書店)ほかがある。

内容説明

愛国心・共同体意識・孤高のヒーロー像・自衛の概念・開戦事由のレトリック―戦争が常態化する国アメリカの歴史から集団暴力が道徳的に正当化されてきた文化・社会的要因を探る。

目次

第1章 ―なぜ、私たちは戦争を選ぶのか(ビリー・バッド症候群と政府当局による欺瞞の記録;ビリー・バッドではなくディヴィー・クロケットなのか?開拓地の戦士仮説 ほか)
第2章 自衛の変質(国内制度の防衛―第一次セミノール戦争;普遍的な価値と国家の独立の防衛―両次の世界大戦 ほか)
第3章 悪魔を倒せ―人道的介入と道徳的十字軍(サッダーム・フセインの悪魔化;悪魔のような敵の基本的な属性 ほか)
第4章 「愛せよ、しからずんば去れ」―愛国者と反対者(愛国心とアメリカの共同体主義;反戦論者と体制からの離脱者―ベトナム以前の反戦運動 ほか)
第5章 戦争は最後の手段か?平和プロセスと国家の名誉(雄々しい戦争と女々しい交渉;「最後の手段」としての戦争、およびそのほかの民間伝承 ほか)

著者等紹介

ルーベンスタイン,リチャード・E.[ルーベンスタイン,リチャードE.] [Rubenstein,Richard E.]
1938年生まれ。米国ジョージ・メイソン大学教授。国際紛争解決が専門

小沢千重子[オザワチエコ]
1951年生まれ。東京大学農学部卒。ノンフィクション分野の翻訳に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

24
2013.05.26(読んだわけではありません、日経新聞読書欄から) 立教大学教授 生井英考。 (見出) 戦争を選択してきた米国の歴史。 (本文) 3.11、アメリカはかくも憎まれるのか。 自問自答、アメリカ人の自己懐疑が肝腎。 イラク戦争の失敗、なぜアメリカは、かくも戦争ばかりしたがるのか。 なぜ我々の社会は戦争以外の手段を選択できなかったのか。 いち早く宗教とテロの関係に注目してきたルーベンスタイン。 理由:「自衛」「愛国」「道徳」を挙げる。 2013/05/26

Mizhology

9
読みづらく、途中斜め読み。入植時のインディアン戦争からイラク戦争まで、不当な攻撃に対する自衛と国民に提示されたと書かれていている。プロパガンダのポスターも載せられているが、美女を守れ!というストーリー。そういえば、ハリウッド映画とか、アメコミのイメージは悪者から美女を助けるために闘うヒーローが多いなぁと思いました。レディーファーストと関連あるのかなぁなどとも。カッコいいオトコであるために!と、煽るのが上手い人達が国を動かしているのだろうか。<メモ>アメリカのデモクラシー アレクシス・ド・トクヴィル2019/09/25

pyonko

6
あまり意識していなかったのだが、よく考えると中東のごたごたも、結局は朝鮮、ベトナム戦争の繰り返しであった。なぜ戦争を選択するのか、それは決して愛国心や開拓魂だけではない、ということはわかった。2015/10/27

gq550_tomy

4
アメリカがこれまで行ってきた軍事行動を再考する一冊です。9.11で手痛い報復を受けたアメリカですが、そうなるまでに何をしてきたのか、独立戦争直後にまで遡り、振り返って行きます。一国のなして来たことを一概に善悪で語れるものではありませんが、それ相応の死体を積み重ねてきたのは事実です。これからの世界情勢を考えるために、ぜひ押さえておきたい一冊です。2013/11/14

じろ

2
『中世の覚醒』で中世の普遍論争を描いた著者だが、本来は国際紛争の専門家だ。著者によれば、アメリカ人は戦争を忌避する傾向があり利益追従の戦争は支持しないという。そんな「道徳的なアメリカ人」を戦争に動員するためには人々の道義心や自衛の観念に訴えかける必要がある(愛国心やマッチョイズム、あるいは人道主義など)。それから敵を「悪魔化」すること。そうすればアメリカは不安になる……敵を放っておいて良いのか? 大量破壊兵器を持ってない? いずれ持つだろう! それに放っておくなんて「男らしくない」ではないか! ……2014/08/29

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