私たちはいつまで危険な場所に住み続けるのか

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私たちはいつまで危険な場所に住み続けるのか

  • ISBN:9784296110858

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内容説明

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気候変動で激甚化が予想される水害や土砂災害。
私たちはどこに住み、働くか。もはや災害リスクに無自覚ではいられません。
長年にわたって被災地の取材を担当してきた建築・住宅・土木分野の専門記者が「気候変動の世紀」を生き抜くための手掛かりを提供します。

■こんな人におすすめです。
建築・住宅・土木の専門家、自治体・企業の防災担当者、家づくりを考えている人、自宅や自分の土地が抱える災害リスクに関心がある人、防災分野で事業を考えているビジネスパーソンなど

■主な内容
はじめに 5メートル浸水した場所で進む住宅再建
第1章 水害事件簿
第2章 狙われた臨海部
第3章 土砂災害頻発列島
第4章 危険な土地からの撤退
第5章 耐水都市への挑戦
第6章 防災テックに商機

目次

第1章 水害事件簿
1.タワマン浸水の衝撃、都市を襲う内水氾濫
2.ミュージアムに濁流、市民の共有財産が水浸し
3.バックウオーターで都市水没、外水氾濫の破壊力
4.繰り返される高齢者施設の悲劇 ほか

第2章 狙われた臨海部
1.関空水没を引き起こした高波・高潮
2.憧れのウオーターフロントが水浸し
3.高潮対策、空白の「堤外地」

第3章 土砂災害頻発列島
1.木造家屋をいともたやすく押しつぶす土石流
2.急傾斜の宅地が女子高生の命を奪う
3.都市の時限爆弾、足元で崩れる谷埋め盛り土 ほか

第4章 危険な土地からの撤退
1.川だけでは水害を防げない、流域治水への転換
2.都市計画や条例で危険地の無居住化を目指す
3.災害リスクに見合った不動産価格に ほか

第5章 耐水都市への挑戦
1.おざなりだった建築の耐水性能、産官学が動く
2.浸水しても大丈夫「耐水住宅」が続々
3.重要設備を死守、浸水対策の先進メニュー ほか

第6章 防災テックに商機
1.防災テックの萌芽、命と街はデータで守る
2.宇宙の目「人工衛星」で被害を把握
3.台頭するスタートアップ企業、日本は格好の舞台