宝島社文庫<br> デッドクルージング

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宝島社文庫
デッドクルージング

  • 著者名:深町秋生【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 宝島社(2021/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784796687041

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内容説明

『このミス』大賞作家による、民兵vs元エリート女性工作員たちの過激アクション小説です! 2015年。富裕層と貧困層の格差が拡大し、脱北者の無条件受け入れを開始した日本。企業は不良少年らで民兵集団を組織し、民兵・晃らはミッションのもと、中国人が集うクラブを襲撃し、偽ドル札作りの天才・劉の拉致に成功した。一方、クラブの襲撃により、脱北者で売春婦として生活していたヒギョンが命を落とした。ヒギョンの姉・ファランは妹の死体を前に、ある決意をする……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

142
『アウト~ 八神瑛子シリーズ』の作者さんの作品で、本作も非常にスピード感があって読みやすかったです。前述した『アウト~』シリーズもそうですが、とにかく細かいコトは抜きにして、ひたすらこのリズム、テンポにいかにのっていくかが重要です。設定やキャラの全てがアッという間に、その独特な世界観に包まれ、中でも特筆すべきは主人公の女性工作員です。その‘手際‘や‘タフ‘さ加減はある意味、尋常ではなく、バイオレンスの域をはるかに超えています。90分モノのアクション映画を観ているような感覚でストレスなく読めます。2011/11/20

ねりわさび

91
近未来ディストピアを描いた犯罪小説。主人公が極右民兵部隊の晃という青年である処に読書の焦点を置かないと、作者によるマイナスのフィードバックで予測された未来描写、その大量の情報量に圧倒されてドラマを見失いそうになる。悲しい事情から連続殺人鬼と化した美女の動線が同時並行して展開されるので、そこも注目。「果てしない渇き」の世界観を継承していて、間接的な続編になっています。石井聰亙のイメージで著作されたそうなので、映画を観ている気分で読めました。深町ファンならお勧めします。2023/09/05

ユザキ部長

89
感想としてはメチャメチャ。全てが破壊で終わる。仮想近未来日本がこうなったら困るな。そもそも政府が移民を受け入れたら伝統や秩序が崩壊し治安もへったくりもなくなるであろうね。おっかねえなぁ。2016/04/10

はつばあば

71
何という本やぁ~!。そら深町さんやもんしゃ~ないわ、あの果てしなき渇望の・・。女が強いって事に惹かれて読了。確かに強い。しかし・・2011年に書かれたものなんですがリアル。オリンピックをあと3年に控えている。もうオリンピックなんて要らんやんって言いたいくらい元00と0川さんと都知事の表面上にこやかな嚙みつきあいにウンザリ。お金も無いのに見得はらんでよろし。それでなくても韓国・北朝鮮・中国・アメリカ・そして肝心の総理ときな臭い事ばっかりやのに・・。一党独裁の生臭い現実にならんことを願ってます。2017/05/30

巨峰

69
映像化してほしい。暴力!暴力!暴力!裏切り!スカッとはしないけど、畳み込むような展開は悪くない。2019/05/11

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