内容説明
「大きくなんかなりたくない」はげしくそう願ったゆかりは、不変庭園という悪夢へ堕ちてしまった。そこでは永久に変わらぬ姿を得られるが未来が奪われる。夢の守り手に選ばれた春花と獏のマダラは、ゆかりの救出に向かうが・・・!? 謎の美少年も登場! 目がはなせない、ドリームアクションファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
深青
14
シリーズ2作目。「うつろ夢」に落ちてしまった女の子を救う為、春花とマダラは「不変庭園」という「うつろ夢」へ向かうことに。マダラと春花のお互いを信じている気持ちが良いですねぇ。普段の掛け合いが漫才というか兄弟みたいで好き。「案内人」側にも新たな登場人物が出てきたので、今後の展開が楽しみです。2015/08/28
れな@がんばれレバンガ
4
5歳の少女に弟が出来てお姉ちゃんに。自分だけに注がれていたものが弟に行ってしまい、、、。赤ちゃんは可愛いけど上の子を第1に考えてあげないとね。大きく見えてしまうけどまだまだ小さいのよね。お手入れ虫って発想がすごいと思ったしこわい。2019/04/22
雨巫女。@新潮部
4
《私ー図書館》やはり善良そうな悪役は、一番怖い。マダラと春花のコンビも、だんだんなじんできましたね。2015/12/18
けいねこ
4
弟が生まれ、何かと後回しにされるようになった5歳の女の子ゆかりが、「大きくなりたくない」と願って、うつろ夢に連れて行かれてしまう。悪夢の庭から連れ戻すべく、うつろ夢に飛び込む夢の守り手たち。それにしても、ゆかりの願いが、「大きくなりたくない」で、まだよかった。「赤ちゃんなんていなければいいのに」と願う子のほうが多そうだもの。その解決は、もっと厄介な気がする。2015/09/15
道錬
0
一冊目の設定を引き継ぎつつ、それをひっくり返す仕掛けがよい。2016/08/07