内容説明
身元を隠して辺境伯ディルクの屋敷でメイドとして働くことになった異国出身のシェーラは、ある日ディルクのお酒に付き合うことに。恋に不器用な彼は、何度目かの婚約者にふられてしまったらしい。反省を口にして酔い潰れた彼を介抱したところ、なぜか翌朝、真剣な顔で「責任を取るため、私と正式に恋人となってほしい」と告げられる。完全な早とちりから始まった関係は、二人に淡い想いを芽生えさせるが、誤解と勘違いが新たな事態を引き起こし!?
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すおう
1
KU。めちゃくちゃ良かった…………!!!!前作よりもコミカルさが増しててすごくすごくよかった。前作は結構切なさ重視だったけど今作はもうシェーラとディルクがずっと勘違いに勘違いを重ねてて面白かった。でもちゃんと収まるところに収まってて良かった。 ディルク、本当に初登場時が嘘のように真っ当な人間でウケた。ちゃんと反省できる人は偉いよ……反省して過去の行いを恥じて自律していて……偉い……2023/04/29
手羽先
1
主人公が初っ端から不憫かつ、ヘタレで登場人物には「スケコマシ」やら「ゴミ」やら言われてて大変可哀想で良かったです。不憫当て馬萌えの方にぜひオススメします! 漫才ばりのすれ違いっぷりも見事でした。こういうの好きです。2021/09/28
mumi
0
勘違いですれ違ってしまうことが続き過ぎて笑うしかないレベル。辺境伯は思い込み強すぎ。そして相変わらずの不憫属性。だけど過去のできごとからしっかり学んでいる。これからは思っていることをきちんと言葉にできるかな。2024/03/02