角川スニーカー文庫<br> 宅録ぼっちのおれが、あの天才美少女のゴーストライターになるなんて。

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角川スニーカー文庫
宅録ぼっちのおれが、あの天才美少女のゴーストライターになるなんて。

  • ISBN:9784041116128

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内容説明

「小沼くんの曲、私に一つだけくれないかな?」ぼっちの小沼拓人はクラスの天才美少女シンガーソングライターの市川天音と秘密の関係に。歌えなくなってしまった彼女の再起をかけ、楽曲制作の日々が始まるのだが!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芳樹

39
【電子】これは面白い。宅録ぼっちの小沼、歌えなくなった天才SSWの天音、作詞が趣味の吾妻、小沼の幼馴染でベーシストの波須。心のどこかに傷を抱えた4人が出会って始まる学園青春物語。バンド活動を通じて心が触れ合い、過去の傷が昇華していく。もちろん新しく傷を負うこともあるけれど、それだっていつかは青春の思い出となる。思春期を過ごす高校生の特権でしょう。喪失からの再起、そして自己の肯定。そんな少年少女の等身大の姿が爽やかに描かれる傑作でした。続きがあれば嬉しい限り。2021/10/01

よっち

38
「小沼くんの曲、私に一つだけくれないかな?」ぼっちの小沼拓人はクラスの天才美少女シンガーソングライターの市川天音と歌えなくなってしまった彼女の再起をかけ、楽曲制作の日々が始まる青春小説。歌えなくなってしまった天音との秘密の関係。拓人が天音に触発されて作り始めた作曲、天音を信奉する吾妻の作詞、そして音楽で仲違いして距離ができていた拓人の幼馴染・沙子が集まって、明らかになってゆくそれぞれの事情もあったりして、時には苦しみ傷つきながらもひとつの音楽を作り上げてゆく展開とその結末にはぐっと来るものがありましたね。2021/10/01

オセロ

35
音楽が紡ぐ少年少女達の物語。これは傑作。歌う意味を失い歌えなくなった元シンガーソングライターの天音、そんな天音に憧れて一人で宅録を始めた小沼、ある理由で転校してきた歌詞担当の我妻、天音の歌がキッカケで小沼と絶縁気味になったベース担当の沙子。一人では乗り越えられないトラウマも、メンバーとぶつかり合うことでなら解決できる。そんな小沼が体験してこなかった『日常』を落としこんだ歌には胸が熱くなりましたし、迎えたラストにはグッとくるものがありました。期待の新シリーズですね。2021/10/03

星野流人

30
とても好きな作品でした。音楽×青春って感じの作品で、かなり読みやすくてよかったです。音楽ネタと関係ない日常ラブコメのパートも多めなんですが、そこ含めて『日常』に着地する構成が上手くてよかったです。天然美少女に、頼れる姉御肌、無愛想だけどデレが多めに漏れてる幼馴染、愛に生きるギャルとヒロインのレベルが全体的に高いのも嬉しいですね。個人的にはいちいち幼馴染マウント取ってくるさこはすが好きでした。読み終わったあと、作中曲を前田佳織里さんが歌ってる動画を見て、二度楽しめました2023/01/07

オセロ

23
再読。次巻ではどんな音楽を巡るドラマが待っているのか楽しみです。2022/02/02

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