内容説明
10年前父親が亡くなった日の写真を見つけたヒロキは、父の死んだ海を見に行くことに。少年たちがいどむ、たった1日の冒険。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
30
ヒロキは母とふたり暮らしだから、家の手伝いをけっこうしてるし、アラタだって本当は近所の友達と遊びたいのに遠くの塾通い。一生懸命に親の言うことを聞いている子どもの気持ちを親はわかってるのかなぁ?6年生ってまだ子どもだけど、少しずついろんなことがわかってきて、親の言うことを聞いているフリをしながらも、本当は自分はこうしたいんだっていう思いが、少しずつ膨らんでくる年頃なのよね。来年は中学生になる2人、ずっと仲良く生きて行けるのかな?大人になってから、この年の夏のことを思い出すのかなぁ?2023/06/26
柊子
9
悪い人が出てこない、少年の爽やかな冒険物語。大人でも、十分に愉しめた。『学校に泊まろう』は、息子(もう38だが)の小学校の伝統イベント。夜は校庭で「映画会」が行われた。私も役員で手伝いに行ったから、懐かしかった。また『写ルンです』も息子がよく使っていたので、これもやたら懐かしく、読みながら、当時の子育ての思い出に浸ってしまった。2024/09/05
頼ちゃん
9
一気に読んでしまった。大人たちが隠している父の死の真相。いつかは言わなくてはと思いながら、自分も重いものを抱えているだけに言い出さない。でも子供はどんどん大きくなる。お互い言い合えてよかったな。2021/08/15
ねこ
8
ふたりの少年がこころにしまってきたものは重い。でも面と向かいあうために小さな「旅」にでる。それがサマークエスト。ゲームのようにはいかない。つまずいたり、転んだり、動けなくなったり。自分が子どもであることを思い知らされる。でも。最後に辿り着いた地点の、なんとやさしく、なんと爽やかなことよ。2021/06/08
エル
7
一夏の冒険は少年を成長させる。母やその友人たちが隠すヒロキの父親の死。父親が死んだ海を求めてヒロキは旅立つ。しかしそこは子ども。水分不足でふらふらになり、あわやというところで大人に助けらる。それでも実際に海を見て、写真を見て感じたもの。周りの大人たちが自殺ではないのか、自分が死なせたのではないのかと今でも苦しむなか、冒険して成長した子どものヒロキが大人たちの闇を祓った。まさにヒロキの旅はサマークエストだったのだろう。子どもは旅をすると強くなる。2022/07/18




