江戸の空見師 嵐太郎

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江戸の空見師 嵐太郎

  • 著者名:佐和みずえ/しまざきジョゼ
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • フレーベル館(2021/01発売)
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  • ISBN:9784577049280

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内容説明

いつかきっと、だれもが空見=天気予報を必要とする時代が来る!江戸に生きる空見の得意な少年が、「黒船再来航の日を予測する」という一世一代のお達しにいどむ、幕末フィクション!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

89
書名と装画が良い。朝ドラの影響もあるのだろうが気象予報士の試験に応募する人が増えていると言う。今でこそ天気予報は当たり前で毎日その恩恵にあずかる。気温や降水量、風の強さにため息をついたりホッとしたりする日々。自然相手の仕事ならば尚更。これは江戸末期の気象予報士のお話。気圧計もない時代指を空に向かって立て風を読み、湿度を感じ、空を見上げ雲を観察する。その空見の才能に長けた少年嵐太郎が幕府の命を受け活躍する。途中、小さな挫折もある。友だちや家族への思いも語られる。読書感想画の課題図書だが小学生は何を描くのか。2021/09/01

kei302

61
江戸に生きる空見の得意な少年が「黒船再来航の日を予測する」という一世一代のお達しにいどむ幕末フィクション(Amazonまま)わくわくしながら読みました。湿度や風力など天気に関わる事象を感じ取る鋭い感覚を持った嵐太郎。世の中の理不尽さに直面して天気を予測する感覚を失って挫折したり、投げやりになったりと、子どもらしい気持ちの波が好ましかったです。温かく見守ってくれる周囲の人たちの支えられて、ますます空見の腕を上げていくのでしょうね。NetGalleyJP2020/11/13

ゆのん

58
【児童書】『空見』という才能を持つ12歳の少年・嵐太郎。『空見』とは今で言う天気予報の事。武士の家系でありながら訳あって長屋で貧乏暮らしをしている。奉行所から大役を任される嵐太郎だが悩んだり、挫折しそうになりながらも賢明に大役を成そうとする姿は健気で少年らしさがうかがえる。元気で明るく、前向きな嵐太郎から元気を貰える。2682020/11/30

しゃが

54
12歳の少年嵐太郎は今で言う天気予報士である「空見師」の才能を生かしながら、幕末の世に貧しいながらも正義感もあり、懸命に生きていた。が、ある日彼の運命を大きく変わることが…。『天地明察』的な児童書だった。大自然の法則で人は生きている、そのなかに「緩急」があり、人の心も関係性も同じことであるらしい。彼は五感を”全集中”させ、知恵と記録も参考に予報していく姿がさわやかだった。今、データでの天気予報は、はるかに進歩を遂げているが、「緩急」も異常性を帯びているし、人びとも自然の脅威を軽んじているような気がする。2021/01/12

りらこ

20
空見をして、天気予報をする少年嵐太郎。その類稀なる才能は、幕末の江戸に時代を読む力として利用することとなり..... 爽やかな少年の成長記であり、まさに彼の存在が風を巻き起こし、新たなる時代への扉を開けているかのよう。 子どもらしい正義感と挫折、それから使命感。気負いすぎてはいない感じなのも読む子にとって等身大のように感じられることだろう。2020/11/04

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