中公新書ラクレ<br> PTA再活用論 悩ましき現実を超えて

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中公新書ラクレ
PTA再活用論 悩ましき現実を超えて

  • 著者名:川端裕人【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 中央公論新社(2021/09発売)
  • 【Kinoppy限定】中央公論新社2025初夏の特大フェア ポイント40倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 280pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121502940

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内容説明

もはや機能を失ったかに思えるPTAだが、父母と学校をむすぶただ一つの公的な機関として、いまなお存在しつづけているという事実は変わらない。それはどういう現状なのか、どう変わってゆかなければならないのか。公教育の一断面を示すノンフィクション。



はじめに…今、なぜPTAなのか



序章 「PTAことはじめ」



第1章 「PTA…この素晴らしきもの」

① PTAってどんな組織なのだろう?

② 基本は学級PTA

③ PTA広報は風通しをよくする

④ 王道の今昔

⑤ P連はボトムアップの組織



第2章 「PTA…この悩ましきもの」

① 166日 403時間の現実

② 役員選びはどんどんきつくなる

③ 校長とPTAはどんな関係?

④ P連役員は人柱?



第3章 「どんなPTAをめざすのか」

① PTA史をひもとこう

② 自分の意志で入会する、これが当たり前だ!

③ ゆるやかで自由な求心力を!

④ 今、PTAは変わり始めているのか

⑤ 先駆者の話を聞く

⑥ カワバタ私案を発表します



終章 「和田中PTA事件から見えてきたこと」



あとがきにかえて…今、力を捨てる勇気を

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっち

17
今年は役選委員を引き受けてしまい…。WEBで検索しているうちに川端さんのPTAのページにたどり着きました。かなり共感できる点が多く、一冊通して読んでみました。東京で割と近くのためか、思い当たることも多く、なるほどなあと思いながら読みました。自分は仕事をしているので、PTA活動とは折り合いがつかないと思ってたのですが・・・。川端さんのPTA出動時間、年間400時間!仕事していなくてもその時間を捻出するのは難しいですね。PTA役員にしかるべき報酬を出すべきではないかとマジに思いました。2013/12/23

遅筆堂

6
今年は中学PTAの副会長、来年は会長というヲレだが、改めて勉強しなおしたところ。生死に関わること以外は大概に!程度が良いのでは。良くも悪くも頑張りすぎるのは如何なものか。PTAについての論点整理には最適な入門書。思想的に偏っていないし、権威的でもない。良書。2009/12/22

みかん

4
PTAの目的、理想、それからもっと自由でいいという考え方。PTAの活動形態は様々。原体験が影響する。2023/07/06

えがお

4
東大卒、妻会社員の『主夫』である著者がご子弟小学校PTA本部役員として登校し仕事した時間、年間のべ403時間!(>_<) !これだけでWMが怖じ気づくには十分(笑) 私自身、3児母として『ノルマ』こなすべく学級委員二年目。時間負担はこの1/10以下だから出来るけど、とても数百時間も捧げられない。。著者提言として、まず自由参加の任意団体である旨もっと周知すべしとあるが、賛成。ほぼフルタイム感覚という仕事もあるとすると、事実上強制力持っている奉仕活動の域は逸脱してるでしょ。効率化も必須。改革期待!2015/11/01

ばいおくん

3
この方はいい学びをしましたね。何よりポジティブ。自分の置かれた立場からマーケティングを行い、自分の納得のいく形を見つけ、それを実行に移す。ご本人は完成度には不満でしょうが、それでも仕事をした。いろいろな軋轢はあったにせよ、サポートしてくれる人は見つかった。ボランティアをここまでやって生活の基盤が崩れないというのは、ある意味で非常に羨ましい。2016/04/06

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