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内容説明
青い鳥文庫の名作新装版
小・中学生むけ O・ヘンリー短編集の決定版 あらたな挿絵で、新装版に！
100年まえから、なにも変わらない。
「人間って、ちょっぴり悲しくて、でも、愛しい。」
きっとあなたの宝物になる、O・ヘンリー、10のお話。
いちばん賢くないかたちでプレゼントを選んでしまった2人の幸せを描く「賢者の贈り物」。ツタの最後の一葉が落ちたら、自分は死ぬんだと信じてしまった若い女性に起こった奇跡の物語、「最後の一葉」……。100年もの間、世界中で読まれてきたO・ヘンリーの作品から、えりすぐりの10編を収録。くすっと笑って本を閉じ、また読み返したくなる、そんな宝物のような短編集です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たち
38
自宅の本棚をあさっていたら、出てきました。多分、子供が小学生のときに読んでいた本です。何気なくページを捲っていたのですが、これが案外面白くて一気読みでした。知っている話もいくつかありましたが、『二十年後』と『とりもどされた改心』は子供に読ませるにはもったいないぜ！っていうくらい面白かった。オー=ヘンリーなかなかです。2020/03/31
紫陽花と雨
23
有名作品「賢者の贈り物」「最後の一葉」を始め、短いのに秀逸なラストのO・ヘンリー作品集。表題作はあらすじを知っていたけれど、デラの心情が読めてよかった。他は実は初読みばかりでしたが、「とりもどされた改心」を読んで、古い話ですがなんと子どもの頃見ていた「メイプルタウン物語」で印象に残っていた『その金庫をあけて！』という話がこれを元にされていたのだと三十年後にして気がつくという(笑)！(思わずネットであらすじ調べたら、例の人がジミーでなくてビリーだったのでやはりという驚き！)他の作品も読んで見たくなりました。2018/07/03
ことり
15
読書感想文の本。自分の思いを精一杯紙にぶつけることができました(*^^*)2015/08/24
SHIN
12
誰もが聞いたことのある10編が収録されている。著者が生まれた時代が悪いせいなのか感慨深く、その後が気になる作品となっている。好きな作品は①賢者の贈り物。②最後の一葉。③とりもどされた改心。2022/02/27
マカロニ マカロン
5
個人の感想です：B+。表題作が8月読書会課題本。小中学生向けの挿絵の入った文庫なので、読みやすくて、英語の意味の解説も入っており結末の意味が分かりやすい。また10編の短編が収められているが、良い結末を迎える話が多くて読後感も良い。表題作では若い夫婦が用意したクリスマスプレゼントが食い違ってしまい、役に立たなくなってしまったが、それでも彼らはお互いへの愛情と思いやりを感じたと思う。『献立表の春』、『赤い酋長の身代金』は思いもしない結末を迎えて面白かった。『とりもどされた改心』は心温まる話だった。2020/07/31
