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内容説明
京都は古建築だけでなく近現代建築の宝庫! 辰野金吾、ヴォーリズ、安藤忠雄……。現存する建築の見どころから日本建築史を概観。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
77
大阪ではイケフェスでなじみのある倉方先生による、京都にある13の近現代建築を解説した本。やっぱり自分の嗜好には偏りがあり伊東忠太、武田五一、村野藤吾の建物に注目してしまう。特に村野藤吾の都ホテル5号館の傾きの違う折れ曲がった屋根がはっ!として美しい。2021/12/24
さばずし2487398
28
『建築家』と言う言葉がどんな中で生まれて行ったのかを日本の歴史的流れから言及されているのが興味深い。大好きな京セラ美術館は、どの部分を何の為に増改築されているのかという「現代」に関してもスポットが当てられていて、あのエントランスは気になっていたので嬉しい。あの一角だけでも向かいにウィーン風の図書館がありその間を巨大な鳥居がかかって平安神宮もありと、実に面白い場所だと気付く。遷都の後京都をどう生かすのか、逆に都という枠が外れて新しい世界に生き生きと歩みもした、そんな先人達の思考をしっかりキャッチしたい。2025/09/23
崩紫サロメ
20
京都の建築を通して近現代における建築を考える、単なるガイドブックでは終わらない良書。例えば京都タワー建設時の論争を通して、建築家が重視すべきことがデザインの優劣なのか、あるいは市民参加なのかという論点を提示する。また、著者が何度も「わくわくする」と表現した京都信用金庫支店群に「建築とされるもの以上の広がりを見出すなど、「建築とされるもの」に疎い人間にとって、建築家が何を考え、考えるべきものなのかを考えさせられる。2021/11/10
アメヲトコ
12
21年9月刊。今の京都を代表する13の近現代建築を取り上げてその魅力を解説した一冊。菊竹清訓の京都信用金庫(群)に光が当たっているのも嬉しい。しかし改めて考えてみると、ここに出てくる建築の設計者、誰一人京都人がいないのですね。これは偶然なのか意図的なのか。2021/09/29
月猫夕霧/いのうえそう
8
紹介されているのは京博、京文博、から始まって国際会館や京都駅ビルを経由して最近リフォームしたロームシアター、京都市美までの13建築について、流れるような文章で魅力を説明していきます。。京都の建築はそれなりに見ているつもりでしたが、京都信金は盲点でした。あと安藤忠雄のは地震に弱そうに思えるのだけど、どうなんだろ。とりあえずこの本を持って京都の建築を見に行くのを、1度やってみる必要が有りそうです。2022/01/25
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