図書館を語る - 未来につなぐメッセージ

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¥2,860
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図書館を語る - 未来につなぐメッセージ

  • 著者名:山崎博樹
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 青弓社(2021/09発売)
  • ポイント 26pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787200778

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内容説明

公立図書館の現職/元館長や図書館学の研究者、図書館の新設プランナー、什器メーカー社長、学校図書館関係者たちが、社会のインフラとしての図書館のあり方を対談・鼎談・座談で縦横に語り合う。

「図書館内部でのコミュニケーションの工夫」「図書館員の研修」、あるいは「図書館は生き残れるだろうか」というシビアな課題、「地域活性化サービスはどうすればいいのか」「IT時代の図書館のあり方」、さらには「公共図書館とボランティア」や「小・中学校との連携」などテーマは次々とあふれ出てくる。

話題はさらに、「図書館のビジネス支援サービスの課題」や「今後の図書館の展望」「図書館員に望むこと」など尽きることがない。
もちろん、利用者にとって「使いやすい図書館」のためにはレファレンス・サービスの充実は不可欠で、サービスの位置づけや課題を現場の図書館員がしっかり学ぶことができる事例も提示する。

未来をつくる子どもたちが使う学校図書館に求められる機能とは何か、あるいは各地で図書館をどうやって始めるか、館内を使い勝手よくするために什器・設備のメーカーはどういうプランを考えているのか、など、図書館界だけではなく、利用者にとっても未来が明るくなる発言集である。

著者一覧
山崎博樹[知的資源イニシアティブ(IRI)代表理事]/伊東直登[松本大学図書館長]/淺野隆夫[札幌市中央図書館]/齋藤明彦[元鳥取県立図書館長]/竹内利明[ビジネス支援図書館推進協議会会長]/齊藤誠一[千葉経済大学短期大学部]/原田隆史[同志社大学大学院総合政策科学研究科教授]/神代 浩[量子科学技術研究開発機構監事]/中山美由紀[立教大学兼任講師]/岡本 真[アカデミック・リソース・ガイド(arg)代表]/木原一雄[キハラ代表取締役]

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kum

30
勉強になることが多く、メモしながら何日もかけて読み終えた。行政や地域の中で図書館の存在はどうあるべきか。現状維持から脱却し、その有用性を示していかなければ図書館の未来は危ういということがいろいろな側面から書かれていて、その危機感が強く伝わってくる。みんなやっているからウチもやろうと形だけ整えても意味はなく、地域課題を深く理解し、何を変えて何を実現したいのかを主体的に考えることが一番大事。厳しくも現実的な、図書館愛に溢れる方たちからのメッセージをたくさん受け取った。2022/04/03

Moca

24
図書館司書になることについて必要なことを講演会の発表をいくつかまとめた本。 これから先の図書館の働き方はICTの導入により、次から次へと変わっていくので、それを理解し、市民から図書館の興味を持たせる必要があると思った。

skr-shower

4
無料貸本屋と言われた公共図書館。生徒が使いにくい学校図書室。司書が全員中央図書館に集められ支所図書室でレファできない等、不思議な話が多い図書館。無料電書を全国の図書館が配る未来を現場の人も一応考えてるのだな…2021/12/19

deerglove

3
これは熱い本でしたね。ホスト役の山崎さんを始め、登場する方々が皆図書館に関わるプロで、危機感や課題認識が半端ない。しかも図書館長として数々の取組みを実践し、あるいはビジネス支援サービスやレファレンス・サービス、ICTを導入・推進した経験から、その困難さと今後の展望を語っているので、仕事で図書館に関係する人には必読の一冊と言えるでしょう。「世の中は少しずつ変化していくのに、…図書館の位置づけは変わらないで受け入れられ続けると思っているのは最低だ」2022/08/11

SHO

2
ただ異動してきた人に、いきなり図書館の本質を理解して専門職として働けと言ったって無理ですよね。やはり、職員と館長には司書資格必須になれば良いと思いました。2022/01/23

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