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内容説明
取り残された人々に成長の鍵がある。
インドの成長力が脚光を浴びていますが、人口の約 7 割、9億人以上は未だ農村に暮らしており、行政サービスや民間企業の活動から取り残されています。この取り残された農村にこそビジネスチャンスが眠っているのです。大手民間企業に加え、農村が抱える社会課題に焦点を当てた社会的企業や NPO が、創意工夫を凝らして持続的なビジネスの実現に挑んでいます。本書は、これまで日本では伝えられてこなかった農村ビジネスの実態やラストワンマイルの克服方法、また、困難を乗り越えた起業家らの活動をインタビューや写真で活写。インド進出を目指す中小も含めた日本企業にとって、SDGs 達成にも貢献する新たなビジネス構築に大きなヒントを与えます。
筆者は2021年8月末までJICAインド事務所長として都会から農村まで現場を歩き回り、本書ではその最新の成果をもとに記述しています。日本企業目線で解説しており、情報性の高い内容となっています。
目次
第1章 社会イノベーション大国
国際的に注目を浴びるイノベーション力 農家の生活を変えた「白い革命」 近くて遠い病院
インドのデジタルトランスフォーメーション CSR大国インド
第2章 インドの開発状況と「インパクト企業」の台頭
SDGs達成の鍵を握る主役国 世界最大級の「社会課題大国」 拡大するインパクト投資
「インパクト企業」の宿命
第3章 ラストマイルの奮闘
安全な水までの距離――村にできた水のATM 野外排泄の国――世界最大のトイレ普及計画
インドの将来を担う学校教育 農村での雇用創出――職業訓練事業と「インパクトソーシング」の台頭
待ち遠しい明るい夜――未電化村へのアプローチ インドで障害者雇用は可能か?
「インパクト企業」に共通するアプローチ
第4章 改めて知るインドの光景
モディ政権の方針と3R インフォーマル雇用と社会保障 カースト制度とダリト(不可触民)ビジネス
一筋縄ではいかない中央と州の関係 リサイクルビジネスと廃品回収人
第5章 SDGsビジネスの主流化
アマルティア・センの国 ラストマイルの開発――「後発県の変革プログラム」 日本企業への期待
感想・レビュー
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