内容説明
時代遅れの姿から『芋くさ令嬢』と呼ばれていたアニエス。彼女は、王女に婚約破棄された公爵令息・ナゼルバートを助けたことで、彼との結婚&辺境で暮らすことを命じられてしまう!
成り行きで始まった辺境生活だったが、アニエスはのびのびした暮らしを満喫!
夫となったナゼルバートとの関係も良好で、ついには彼から告白を受けることに! アニエスも、妻として大切にしてくれるナゼルバートへ想いを伝えようとするが、うまくいかない日々が続く。
そんな中、王都からナゼルバートの元部下・トッレがやってくる。いつも元気だったトッレが珍しく落ち込んでいたため事情を聞くと、彼もナゼルバート同様ロビンに婚約者を奪われたと判明し!?
さらに、その婚約者・リリアンヌを諦められないトッレから、彼女はアニエスたちが暮らす辺境に入ったとの情報がもたらされ――。
次々に舞い込んでくる問題に、アニエスたちの新婚生活はどうなってしまうのか……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
26
ロビンと王女、エバンテール家の問題がサクッと解決する二巻。ロビン、やってることが悪どすぎる。王妃を制御出来なかった王の罪も重いはずだけど、王位を譲ったことで終わりなのか。ナゼルバートとアニエスが辺境を良くして住みよい場所に変わっていくのはいいんだけど。芋の種類増えてない?いざと言う時の武器のため?アニエスの弟も何とか家の呪縛から逃れたので、今後は意中の相手を仕留める為に頑張れ。2023/01/06
すがはら
18
主役二人の甘々が周囲にすっかり日常として受け入れられてるところが愉しい。アニエス弟の将来は気にかかってたので救って貰えて安心しました。ロビンはしゃべり方がイラッとして、セリフをまともに目に入れるのが苦痛なレベルだったから登場が多くて辛かったです。王女はただのおバカな我が儘娘かと思ったら、色々と鬱屈してた部分も明かされたし、最後は島で案外充実した生活が送れそうだったので、単純なザマアで終わらず良かった。2021/10/10
nishiyan
15
公爵令息ナゼルハートとともに辺境に追放されたものの、二人で助け合って領地経営を軌道に載せたアニエス。そんな中、王都で起こった令嬢の婚約破棄騒動に巻き込まれる本巻。アニエスに想いを告げられてからのナゼルの攻めがなかなか甘くて独占欲を露わにしているのが楽しい。新たな騒動が弟ポールを自立させ、新たな恋のフラグが立ったのもよかった。あまりにもお粗末すぎる黒幕のロビンとミーアのふるまいには閉口したが、この緩さだからこその事件の顛末であり、ハッピーエンドなのかもしれない。辺境でいつまでもお幸せにと思う読後感だった。2021/09/29
つき
8
再読2022/10/31
火狐@二児の子育て奮闘中
4
思い切って各親たちもぶった斬りましたね。ビックリです。ここまで捨て去るとは思わなかった(笑)2023/04/27