小説ムッソリーニ 世紀の落とし子 上

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小説ムッソリーニ 世紀の落とし子 上

  • ISBN:9784309208343

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内容説明

イタリアの独裁者ムッソリーニを主人公として書かれたイタリア文学史上初めての小説。すでに国内だけで50万部のベストセラーとなり41カ国で版権売れ。ファシズムをえぐる話題の小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

174
イタリアのベストセラー、世界でも多く読まれているということで読みました。ムッソリーニは知っていますが、彼が主人公の小説は、初読です。上巻は一気読み、続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。 https://web.kawade.co.jp/bungei/22539/2021/10/28

FFLJAPANbis

3
詳細な感想は下巻まで伏せるが、戦後すぐのムッソリーニという題材と登場人物の多さの割には読みやすい印象。場面転換と視点の分かりやすさが功を奏している。 フワッとしたイタリア戦間期の知識しかなかったがきちんと補足もしてくれるので安心して読める。2022/01/05

御庭番

3
なんだか、ぜーんぜん頭に入ってこない。 中高あたりで、ムッソリーニという名前は習ったしファシズムという言葉も知ってるけれど、上巻の時点ではこの人に魅力を感じることなく終了。 読んでてもわからなすぎて、イタリアで大ヒットしたのはイタリア人にとっては知ってる話だからなのか??と思ってしまう。【図書館で借りました】2021/10/22

lico

3
『暴力の種が実を結ぼうとしています。そう、暴力の果実が……いたるところで実ろうとしている……(377P)』ファシズムの伝記小説。上巻では1919年のファシズム運動の結成~1921年の議席獲得とファシスト党の結成までが描かれる。当時の社説や演説の引用が差し挟まれ何が起きていたかを詳細に描く一方で、登場人物たちが何を考えていたかは控えめに描写することで読者に考えながら読ませようとする気配りが感じられた。テロリストとの闘いを宣言する所などはどこかで聞いたことのあるような懐かしい響きで思わずニヤリとしてしまった。2021/08/26

大森黃馨

2
「ムッソリーニとは何者か」本来ならばムッソリーニその人の生い立ち等も書かれて然るべきなのにこの人物は当国家の歴史的英雄なので皆それ位は知っていて当然と言わんばかりになんの説明もなく唐突に出現して只暴れてゆく正直物凄く読み辛いこれから同書を読まれる方には簡単なもので良いから伝記評伝を事前に読んでざっとムッソリーニの概略を頭に入れ把握しておいたほうが良いと思うそれともこれが今日の現代小説というものなのか 2022/03/11

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