内容説明
本書は、森林の変化が菌類にどのような影響を及ぼすのか、そしてどのような菌類が森林にどのような変化をもたらすのかを、森林変化の要因である森林利用、人為の影響、気候変動との関連から、具体的なデータや論文を引用しながら紐解いてゆく。
目次
森林と菌類
第1部 森林のオーバーユースやアンダーユースに関する話題(森林利用による森林の変化と菌類
森林生息性菌類のレッドリスト
森林利用と菌根菌
森林と樹木病害の関係)
第2部 外来生物や環境影響物質に関する話題(外来生物による森林の変化と菌類
環境影響物質による森林植物と菌類への影響)
第3部 気候変動による森林の変化(気候変動による森林の変化と菌類への影響)
森林と菌類:複雑な相互作用と将来展望
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴょんpyon
2
木材分解に関わる腐朽菌、植物の根に共生する菌根菌、樹木病害を引き起こす病原菌……多様な”菌類”と森林生態系のかかわり方を概観します。扱っている話題が非常に幅広く、菌類とは何かといった基礎的な話から、森の中でどのように生きているかという生態的な話、樹木病害と人間活動の関係など、とにかくボリューミー。菌類のどの側面に着目するか、視点が変わると森林の見え方が変わってくるのがおもしろいです。2020/03/24
takao
1
難分解性有機物の分解者としての菌類2022/01/10
かっちゃん
1
すごいボリューム。森林科学で菌類って言うと幅広だけど、きのこ栽培以外はほぼ網羅してるんじゃなかろうかってくらい。一冊置いとくといいかも。2019/03/31
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