内容説明
本書は、学部の1年生と2年生前半を対象とした「集団生物学」の教科書として企画された。1回の90 分の講義で扱える内容がそれぞれの章の分量となっており、基本事項の章が16章、そのほかにアドバンスドなトピックの章が7章、合計23章の構成となっている。
目次
序論(生物多様性の分布と生命の歴史)
1部 生物の人口論(人口増殖と環境収容力
競争と共存
捕食者と被食者の周期的変動
advenced感染症の動態)
2部 適応戦略(捕食行動
advanced被食回避行動
生活史の適応
性と配偶のゲーム
advanced利他行動と社会性)
3部 進化のメカニズム(遺伝学
集団遺伝学
量的遺伝学)
4部 系統と進化(適応進化と共進化
分子進化学と分子系統学
advanced進化)
5部 生態系と群集(生態系
種の多様性
advanced種の相対量とニッチ分割)
6部 生物多様性保全(生物多様性の体系
advanced分類学
地球環境問題と保全生物学
advanced外来種による危機)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PapaShinya
1
日本生態学会編集による教科書。この分野の入門書は、『数理生物学入門―生物社会のダイナミックスを探る』が良いと思う。が、微分方程式がちょっと苦手な人、数式じゃイメージが湧かないから言葉や図で説明して欲しい人には、本書がいいかも。巌佐さんが編集しているけれど、より広く、より易しく・・・みたいな感じ。数理生物学入門のお供に。2024/02/07
マウンテンゴリラ
1
個人的に環境問題や生態学には関心があり、動物や自然全般には愛着があるが、さすがに本書のように専門分野に立ち入った内容には、片手間の読書ではついていくのに苦労した。特に年齢的にも(と言うのは言い訳がましいが)、数式に取り組むのは少々無理があると感じた。能力的な衰えというよりも、腰を据えて取り組もうとする意欲の問題であるとは思うが、それよりも、大局的に物事を捉えたいという志向に、年齢と共に変わっていくような気がする。それは単に、言い訳あるいは誤魔化に過ぎないかもしれないが、→(2)2017/01/19
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