集英社文庫<br> 一休を歩く

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集英社文庫
一休を歩く

  • 著者名:水上勉【著】
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 集英社(2015/08発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087497526

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内容説明

600年前の動乱の時代を生きた禅僧、一休。後小松帝の側室の子としてわずか6歳で出家。無欲清貧、風食水宿、自己見性につとめる純粋禅僧に師事するが師と死別。やがて失意の青年僧一休は酒肆淫坊に出入りし、女犯をなす破戒三昧な生活の中で、人間的な自由禅を志向していく。放浪無頼な風狂の人、一休宗純和尚の由縁の地、京都嵯峨野、堅田、堺、住吉、田辺を水上勉が訪れ歩くほろつき文学紀行。

目次

はじめに
生誕地付近――嵯峨野
求法、求師の道――京都
蒼顔放浪――京都
大死一番――大津
湖国の蘇生――堅田
湖岸夜座――堅田
華叟韜晦――湖北
泉南に遊ぶ――堺
風狂街頭禅――堺
破戒無慙の青年期――豊中
鬼門の関に住す――譲羽
森女邂逅――住吉
上苑美人の森女と――田辺
冬の終焉――田辺

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

58
高校時代に「五番町夕霧楼」を読んで以来、一時期はまった作家さん。全体に流れる暗いトーンにめちゃめちゃ惹かれてました。今回久しぶりに読んだのだけど、これはかなり読みにくかった。もう少し京都中心の紀行文なのかな、と期待しすぎました。私自身、一休和尚に対する知識ゼロ(後小松天皇の落としだねだったのね!)だったのが敗因だったのでしょう。2014/08/18

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