寝てもサメても 深層サメ学

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寝てもサメても 深層サメ学

  • ISBN:9784863112988

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内容説明

サメの祖先はカラダ中にトゲが生えていた???
サメにとって尾ビレは不便???
共食いする赤ちゃんザメ???

サメに人生を捧げた科学者2人が語る、とっておきのサメ話。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

40
ある程度サメのことを知っている人にお勧めなサメ本です。「軟骨魚類は原始的」と頭に入っていた自分にはもう驚きの最新研究が紹介され、ワクワクしっぱなし。そういえばむか~しヘリコプリオンの化石でワクワクしたなあ…なんて思い出しながら、最新の論文や画像を検索しつつ読みました。しかし長く生存してきた種というのはやっぱり面白い生態があるなあ。サメの多い水族館は色々行ったけど、ぜひ気仙沼のシャークミュージアムにも行ってみたいなあ!2022/07/28

booklight

33
現役学者がサメ学の現在をわかりやすく。サメの赤ちゃんはお腹の中でどう育っていくかとかよくわかっていない。胎生も卵生もいれば、卵黄で育つのもミルクで育つのも隣の兄弟を食べちゃうのまでいる。そニシオンデンザメが400年以上生きる可能性があること自体不思議だが、その計測方法が目の水晶体に1950年代の核実験ブームの放射能が残っていてそこからどれだけ成長したかという話で複雑な気分になる。オールカラーで写真多数。中表紙がカラーで背びれがデザインされていて震えた。あー、好奇心がそのままに仕事になってうらやましいわ。2022/06/18

みき

27
素晴らしい本。学者が一般向けに書いた本にハズレはないと自分の中では定説なのですが本書も期待に違わずに面白い。サメは世間のイメージに反して研究がほとんど進んでいないことや最新の学説など普通に生きてるだけでは知ることのない知識を仕入れることが出来た。僕はおそらくこの知識を使うことはないだろうが「将来のサメ学者」にとっては人生を変える1冊になるかもしれない。表紙はポップ、文体もポップ、しかし中身は骨太な本です2022/04/26

Arisaku_0225

20
沖縄美ら海水族館の研究員が執筆したとあって、内容も単なる「好き!」や「事実」が書き並べられているだけでない、もっと深くdeepな内容に知的好奇心がくすぐられる。先端のサメ研究を扱いながらも、サメに興味のある小学生でも読めるような易しさを兼ね備えている。これを手に持ちながら水族館に来る子供がいると考えると、解説する学芸員はかなり大変だろうなぁ。2024/02/06

復活!! あくびちゃん!

9
本当は「小学生の男の子でも読んでて楽しい!」の様なポップで初心者に優しい感じの本をイメージしていたのだが、ガッツリ学者さんの本でびっくりした。研究内容毎にコラムになっており読みやすいのだが、その分一貫性がない感じを受ける。しかし、サメなんて身近な魚なので結構分かっているのかと思ったら、未解明なことの方が多いとは! こういう研究にも国はお金を出してあげて欲しいものです、ハイ。2021/12/05

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