障害者雇用は経営課題だった! 経営視点×フレームワークで考える、これからの障害者採用とマネジメント

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障害者雇用は経営課題だった! 経営視点×フレームワークで考える、これからの障害者採用とマネジメント


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内容説明

■今、岐路に立つ「障害者雇用」の在り方を考える
パーソルチャレンジ Knowledge Development Project による「経営視点に立った障害者雇用」。
本書では「障害者人材の採用とマネジメント」をテーマに、フレームワークを活用した施策やノウハウをお届けします。
民間企業の障害者雇用数が57万8292人、実雇用率が2.15%に達し、それぞれ過去最高を更新(厚生労働省「障害者雇用状況の集計結果」2021年1月発表)。障害者雇用は着実に進展し、二つの変化が起きています。

1)法定雇用率の段階的引き上げによる雇用数の「量的拡大」
統計調査では障害者全体の雇用数や実雇用率の伸び率は鈍化の傾向にあり、従来の採用・雇用施策では対応が難しくなりつつあることが窺えます。
2)はたらく障害者の「多様化」
これまで障害者労働市場の半数以上を占めてきた身体障害者の高齢化が加速。2018年に雇用義務の対象になった精神障害者の雇用が拡大しています。

この背景から、かつての社会的・道義的観点による雇用維持は難しく、これからは障害者雇用を「事業投資」と捉え、いかに価値貢献を生む取り組みに転換できるかに懸かっているといえます。
そこで『障害者雇用は経営課題だった!』シリーズに共鳴いただいた経営者からの「障害者雇用を戦略化する具体的施策も知りたい」「ノウハウをまとめてほしい」という要望にお応えし、本書では、これからの障害者雇用に必要なフレームワーク(考え方)をご紹介します。

■主な内容
第一章 障害者雇用を「経営視点」から考えるとは、どういうことか
第二章 目的によって大きく変わる、障害者の採用とマネジメント施策
第三章 経営視点から考える、障害者の採用とは
第四章 経営視点から考える、障害者のマネジメントとは
付録 フレームワークから「課題」を見つけ「改善」につなげる方法

■著者紹介
障害者雇用に取り組む全ての企業に有益な情報を「知識」として提供するため、障害者専門の人材サービス会社であるパーソルチャレンジ株式会社内に発足。企業や官公庁・自治体・独立行政法人などの顧客、パーソルグループの雇用設計に携わった知見を体系化し、広く一般化することを目的とする。

目次

はじめに
第一章 障害者雇用を「経営視点」から考えるとは、どういうことか
一、障害者雇用を「経営視点」から考える
二、なぜ今、障害者雇用を「事業投資」という視点から見直すべきなのか
「事業投資」の障害者雇用で会社は変わる
第二章 目的によって大きく変わる、障害者の採用とマネジメント施策
障害者雇用に課される目的とは
雇用施策と障害者の「はたらく志向性」に目を向ける
第三章 経営視点から考える、障害者の採用とは
一、障害者雇用成功のカギを握るのは、適正な人材採用
二、障害者人材を組織に活かすための「人材要件フレームワーク」
三、本社・支社の一般部署への採用(第一層)
四、オフィスワーク系の特例子会社での採用(第二層)
五、本社・支社の事務センター等への採用(第二層)
六、作業系集合雇用部署での採用(第三層)
経営層のコミットと、目的と施策の一致が成功のカギ
第四章 経営視点から考える、障害者のマネジメントとは
一、障害者のマネジメントとは?
二、障害者マネジメントの特徴(一般人材マネジメントとの共通点・相違点)
三、障害者人材を企業の力に変える「マネジメントフレームワーク」
四、本社・支社の一般部署でのマネジメント(第一層)
五、特例子会社でのマネジメント(第二層)
六、本社・支社の事務センター等 でのマネジメント(第二層)
七、作業系集合雇用部署でのマネジメント(第三層)
役割の確認や「目線合わせ」にフレームワークの活用を!
付録 フレームワークから「課題」を見つけ「改善」につなげる方法
障害者雇用の成功には「目的」と「施策」の整合性チェックが不可欠
おわりに
著者紹介<page:109>