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内容説明
本書で紹介している「絵のある」岩波文庫〈挿し絵〉
『カフカ寓話集』〈カフカ〉、『蓼喰う虫』〈小出楢重〉
『幼少時代』〈鏑木清方〉、『随筆集 明治の東京』〈鏑木清方〉
『博物誌』〈ロートレック〉、『ダフニスとクロエー』〈ボナール〉
『柿の種』〈寺田寅彦〉、『新編 百花譜百選』〈木下杢太郎〉
『ナンセンスの絵本』〈リア〉、『にんじん』〈ヴァロトン〉
『鈴木三重吉童話集』〈深沢省三・鈴木淳〉
『新美南吉童話集』〈谷中安規・棟方志功〉
『脂肪の塊』〈ファルケ〉、『仰臥漫録』〈正岡子規〉
『東綺譚』〈木村荘八〉、『新編 東京繁昌記』〈木村荘八〉
『ブレイク詩集』〈ブレイク〉、『岡本一平漫画漫文集』〈岡本一平〉
『地底旅行』〈リウー〉、『サロメ』〈ビアズレ―〉
『ほらふき男爵の冒険』〈ドレー〉、『レ・ミゼラブル』〈バヤールほか〉
『アルプス登攀記』〈ウインパー〉、『白鯨』〈ケント〉
『ハックルベリー・フィンの冒険』〈アメリカ版初版より〉
『多情多恨』〈武内桂舟ほか〉
『ワーグマン日本素描集』〈ワーグマン〉
『ビゴー日本素描集』〈ビゴー〉
『日本風景論』〈樋畑雪湖・海老名明四〉、『利根川図志』〈王蘭齋貞秀ほか〉etc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
64
岩波文庫がこんなにも挿絵、ビジュアル面に力を入れていたとは、改めて驚き。ここまで紹介されたら、ぜひ読んでみたくなる。もちろん絵だけではなくて、どんな作品なのか、著者の目を通しての紹介だけに、あらすじだけでゴマカすようなところは皆無だ。「ダフニスとクロエー」とか「脂肪の塊」「地底旅行」「レ・ミゼラブル」など、大部で読むのが大変そうだけど実に魅力的。2019/06/06
がらくたどん
13
本棚整理。岩波文庫を「挿絵」というキーワードで蒐集した力作。古典・名作のイメージが強い岩波文庫に、たくさんの「挿絵」が収録されている事にまず驚く。しかも、元の書籍から転載しているものがほとんどなので、挿絵家も著者にまけないくらい有名人(らしい)。どのくらい有名かは、本書の熱い解説文を読むとわかる仕組み。こちらは、未読作品も多いので、ただただ「ほほ~、へえ~」と驚くばかり。読書案内かというと・・どうだろう。何といっても、キーワードは「挿絵」だし。でも古書店に必ずある岩波ワゴンには行きたくなる♪2021/02/18
ぱせり
10
挿画入りの岩波文庫、こんなにたくさんあったなんてびっくり。しかも、ジャンルをこんなに広々と網羅して。ロートレックにボナール、ドレ・・・鏑木清方、岸田劉生、棟方志功・・・寺田寅彦や正岡子規の自筆の挿画を飾る随筆集・・・「サロメ」をめぐるオスカー・ワイルドとビアズレーの確執やら、ディケンズとサッカレーの微妙な雰囲気・・・挿画は、思いがけない小話をも語ります。楽しい楽しい。出てくる本が端から気になってしかたがありませんでした。2011/10/09
hyoshiok
9
いろいろな意味でやばい本。絵のある岩波文庫の紹介を読んでいると、その本を読んでみたくなる。絵があるという共通点だけで選書されているので古今東西さまざまな本が紹介されている。「完訳ナンセンスの絵本」「イギリス民話集」「日本児童文学名作集」「脂肪の塊」「メゾンテリエ」「断腸亭日乗」「墨東綺譚」「地底旅行」「八十日間世界一周」「サロメ」「ほらふき男爵の冒険」「レ・ミゼラブル」「ボズのスケッチ」著者が購入したきっかけを読むのも楽しい。ちょっとした思いつき、発見が、こんなことになろうとは。サイコーな一冊。2018/01/08
アルラ
9
坂崎さんの文章は気どらず読みやすかった。どうしても固いイメージがする岩波文庫だが、こうやってみるとなんともスゴイ方々が挿絵を描いている。あぁなんて贅沢で楽しいの…ジュール・ヴェルヌの冒険小説を手にした当時の少年達のワクワクドキドキが容易に想像できる。また木村荘八描く東京の風景も実にいいなぁ。それに現代のわたし達が見てもドキッとするような前衛的な絵や、これちょっとまずいんじゃない?的な風刺画もバンバン載せちゃう…当時の本作りに対する情熱が伝わってくる。表紙は銅版画の山本容子さんが素敵にアレンジしている。2011/06/18
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